2-STD-B21v5_5

ARIB STD-B21
平 成 11 年 度 電 気 通 信 技 術 審 議 会 置 局 技 術 委 員 会 の 答 申 に 記 載 されている 混 信 保 護 比 は、 表 10-6
の 干 渉 DU 比 を 基 本 としている。
しかし、 具 体 的 な 置 局 検 討 においては、 周 波 数 事 情 が 厳 しいことから 特 にアナログ 放 送 波 から
デジタル 放 送 波 への 干 渉 妨 害 について、10dB 緩 和 して 置 局 検 討 を 行 っていることから、 今 回 の
受 信 装 置 における 干 渉 抑 圧 比 においても、 実 際 の 置 局 条 件 に 沿 った 規 格 とすることが 必 要 である。
アナログ
テレビジョン
表 10-7 13セグメント 受 信 装 置 の 妨 害 波 抑 圧 レベル
実 際 の
妨 害 波 項 目 干 渉 実 験 DU 比 電 通 技 審 答 申
干 渉 抑 圧 比
置 局 条 件
同 一 チャンネル 25 dB 30 dB 20 dB 18dB
-33 dB
下 隣 接
(スプリアス 時 -21 dB -21 dB -33 dB
( 妨 害 波 が 下 側 )
-21 dB)
デジタル
テレビジョン
上 隣 接
( 妨 害 波 が 上 側 )
-35 dB
(スプリアス 時
-24 dB)
-24 dB -24 dB -35 dB
同 一 チャンネル 23 dB 28 dB 28 dB 24 dB
下 隣 接
( 妨 害 波 が 下 側 )
-26 dB -26 dB -26 dB -26 dB
上 隣 接
( 妨 害 波 が 上 側 )
-29 dB -29 dB -29 dB -29 dB
(1) アナログテレビジョンからの 同 一 チャンネル 干 渉 について
アナログテレビジョンからの 同 一 チャンネル 干 渉 については、 干 渉 実 験 結 果 の DU 比 25dB を
もとに、フリンジでの 受 信 環 境 を 考 慮 したマージンを 付 加 して 混 信 保 護 比 としては 30dB が 答 申
されている。
その 後 の 具 体 的 な 置 局 にあたっては、 受 信 装 置 における 誤 り 訂 正 手 法 の 改 善 等 により、シミュ
レーション 上 10dB 程 度 の 改 善 が 可 能 であることを 考 慮 して、 混 信 保 護 比 としては 20dB まで 緩
和 して 検 討 を 進 めている。
受 信 装 置 としては、 具 体 的 な 置 局 環 境 において、 正 常 に 受 信 できることを 基 準 とし、エリア 内
にて 20dB の 混 信 保 護 比 を 満 足 する 値 として 18dB とした。
(2) デジタル 放 送 からの 同 一 チャンネル 干 渉 について
デジタル 放 送 からの 干 渉 については、 干 渉 実 験 の 結 果 23dB が 達 成 できており、 混 信 保 護 比 と
してはフリンジでも 正 常 に 受 信 できることを 考 慮 して 5dB の 劣 化 を 見 込 み、28dB とされている。
ここでは、 干 渉 実 験 に 準 拠 した 値 を 基 準 とすべきであるが、 実 際 の 装 置 化 におけるマージンを
考 慮 し、24dB とした。
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