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San Diego Yu Yu, February 16th, 2015

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ス タ ッフ 閑 談<br />

今 回 のテーマは「 危 険 ・ 危 機 」<br />

▽ 中 学 生 の 頃 、 炭 火 の 一 酸 化 炭 素 を 吸 って 倒 れたり、ワンダーフォーゲルの 合 宿 で 山 から 転 げ 落 ちたり、 飲 み 会 の<br />

帰 りに 五 反 田 であやうく 暴 漢 に 襲 われそうになったり、ワシントン 州 の 冬 道 で 車 がスピンしたり、 結 構 、 危 ない 目 に<br />

遭 っている。 今 、こうして 生 きていることが 奇 跡 の 連 続 なのだと 実 感 する。▽ 昨 年 、1 か 月 に 1 キ ロ ず つ 体 重 が 増 え た 。<br />

ちょっと 油 断 すると、すぐに 太 ってしまう。「 今 度 やせるのは 前 回 より 大 変 ヨ。それに、 渡 辺 徹 みたいに、ダイエットと<br />

リバウンドを 繰 り 返 すと 心 臓 が 悪 くなって、 命 に 危 険 が 及 ぶこともあるみたい」と 友 人 が 電 話 の<br />

向 こうで 心 配 している。 本 当 に 危 険 だ。▽ サンペドロスーラ ( ホンジュラス )、シウダー・フア<br />

レス (メキシコ)、マセイオ (ブラジル)、サヌア (イエメン)、アカプルコ (メキシコ) が、 昨<br />

年 の 世 界 一 治 安 の 悪 い 国 & 都 市 ランキングの TOP 5 だったが、 今 年 はダントツでイラクとシ<br />

リアだと 思 う。▽「こいつ 寝 ながらヘをしたぞ」「となりのクロとけんか!」「 右 の 前 足 が 変 だぞ」<br />

「 今 どこにいる?」。 最 近 、 夫 婦 そろって、ネコの 話 ばかりするようになった。・・・ 危 険 だ。 (NS)<br />

▽ 過 激 派 「イスラム 国 」による 残 虐 な 殺 害 行 為 の 衝 撃 が 走 る 中 、 日 本 人 がテロの 標 的 とされた 現 実 的 脅 威 を 重 く 見 た 安 倍 首 相 は<br />

「 在 外 邦 人 を 危 機 から 守 る 最 大 限 の 努 力 を 払 う」と 公 言 した。 中 東 諸 国 はともあれ「 海 外 に 住 んでいると 危 険 」という 見 解 に 違 和 感 を<br />

覚 える 人 もいるだろうが、 私 は 別 の 意 味 で “ 危 機 回 避 ”に 神 経 を 尖 らせている。▽ 我 が 家 の 近 くには SD 地 区 のムスリムが 集 まる<br />

とう<br />

モスクがある。 毎 週 金 曜 日 にはアラーの 神 への 祈 祷 が 行 われ、コーランを 唱 和 する 声 が 響 き 渡 る。 彼 らは 友 好 的 な 普 通 のイスラム<br />

教 徒 。ここではテロへの 恐 怖 感 よりも、ムスリム 全 般 に 反 感 を 抱 く 無 法 者 の 暴 挙 と 蛮 行 に 迷 惑 している。<br />

▽ 14 年 前 の 9.11 テロ 発 生 から 5 日 目 の 夜 、 報 復 とばかりに 米 人 2 人 組 がモスクに 仕 掛 けた 小 型 爆<br />

弾 が 炸 裂 し、その 大 音 響 に 思 わず 私 は 頭 を 抱 えて 床 に 伏 せた。 部 屋 の 窓 が 揺 れ、 数 秒 後 に 細 かい 粉 砕<br />

物 が 降 り 掛 かる 音 。 幸 いにも 負 傷 者 はなかったが、 生 きた 心 地 がしなかった 瞬 間 だった。 報 復 の 修 羅<br />

場 と 化 した 後 、 暫 くの 間 、 自 宅 界 隈 の 治 安 は 悪 化 し、 路 上 に 停 めていた 車 の 窓 も4 回 割 られた。テロの<br />

後 に 筋 違 いの 憎 悪 が 暴 発 しかねない 所 なので、 目 に 見 えぬ 危 険 を 意 識 しないではいられない。 (SS)<br />

20 年 ほど 前 、 東 京 で OL をしていた 時 の 話 。 今 はどうか 分 からないけど、 当 時 の 常 磐 線 はスリが 多 いと 周 りからよく<br />

言 われていた。 常 磐 線 を 利 用 する 機 会 がほとんどなかった 私 だが、 友 人 のアパートへ 遊 びに 行 く 時 に 乗 った。 夜 遅 く、<br />

どの 車 両 もスカスカだった。 誰 もいないシートに 座 って 本 を 読 んでいたら、 目 の 前 に 座 っていたサラリーマンのイビキが<br />

聞 こえてきて、 彼 の 方 にアテンションが 向 いた。「 気 持 ちよさそうに 寝 ているなぁー」と 思 っていたら、そのサラリーマ<br />

ンの 隣 にヤクザっぽい 男 が 座 った。こんなに 空 いているのに、なぜ 他 の 席 に 座 らないのだろうと<br />

私 は 思 った。すると、その 男 はサラリーマンのカバンに 手 を 付 けた。「えっ?? やば い! カバンが<br />

盗 ま れる!? どうしよう?? 何 とかしなければ!!」と、 私 は 眠 っていたサラリーマンに 「あっ!<br />

1 1 1 1<br />

田 中 さんですよね。 久 しぶり!」と 芝 居 を 打 って 大 きな 声 をかけた。 私 の 声 で 目 を 覚 ましたサラ<br />

リーマンは 眠 そうな 顔 で 私 を 見 た。ヤクザっぽい 男 はすぐにさーっといなくなった。ホッとし<br />

た 思 い で 「 ご め ん な さ い 。 人 違 い で し た 」 と 危 険 知 ら ず の そ の 田 “ 中 さん”に 言 った。(S.C.C.N.)<br />

きゃしゃ<br />

生 まれたての 新 生 児 。まだ 首 がぐらぐらで 頭 も 柔 らかくて、 手 足 が 華 奢 で 小 さい。そんな 新 生 児 がいる<br />

と、 何 もかもが 危 険 に 見 えた。 抱 っこするのに 気 を 使 い、 寝 かせれば、ちゃんと 息 をしているかが 気 になり、<br />

お 風 呂 に 入 れるのもヒヤヒヤ。そんな 大 変 だった 新 生 児 時 代 は 終 わり、あっという 間 に 首 が 据 わり、 手 足 も<br />

がっしりしてきた。ひとりでお 座 りができるようになり、 後 ずさりオンリーだが、ずり 這 いもし 始 めた。でも、<br />

まだまだ「これで 安 心 」ではない。 動 き 回 るようになったので、 家 具 にぶつかる 心 配 、<br />

転 落 の 心 配 がある。そして 何 でも 口 に 入 れるし、しょっちゅう 上 の 子 のおもちゃが 部<br />

屋 に 散 乱 しているので、いつでも 見 張 っていないと 危 険 だ。 上 の2 歳 児 は 何 でも 口 に<br />

入 れるステージは 卒 業 し、 足 腰 もしっかりしているので 「 誤 飲 」「 転 倒 」の 危 険 はなく<br />

なったが、 車 、 水 場 、 高 いところ、 触 ったら 危 ないものなどなど、やはりいつでも 目 が<br />

離 せない。いったい 何 歳 になったら「もう 安 心 」になるのだろう … と 思 う。 (YA)<br />

△ ごみ 収 集 日 の 朝 、 車 で 近 所 を 走 っていた 時 のこと。 大 型 のごみ 収 集 車 が 私 の 前 を 走 っていた。 道 路 脇 に 出 されたトラッシュ<br />

ビンを 車 体 に 付 いた 機 械 のアームでガシッとつかみ 持 ち 上 げて、 中 身 のごみを 荷 台 の 大 箱 に 放 り 込 みながらノロノロ 走 行 。 対 向<br />

車 もなく、その 収 集 車 を 追 い 越 そうとしたとき、 荷 台 に 入 るはずのゴミ 袋 が 勢 い 余 って 私 の 車 の 真 ん 前 にボットンと 落 ちてきた。<br />

袋 が 破 れて 中 身 のごみが 道 路 に 散 乱 。あれが 私 の 車 の 上 に 落 ちてきたらと 考 えただけでも 恐 ろしい。まさに 危 機 一 髪 。△ 6 歳<br />

の 娘 がローラーブレードを 練 習 し 始 めた。 子 供 の 頃 はアイスホッケーをやり、ローラーブレードもかな<br />

りの 腕 前 の 夫 が 指 導 。 楽 しそうな 練 習 風 景 を 眺 めながら、 自 分 が 初 めてローラーブレードを 試 した<br />

時 のことを 思 い 出 した。まだ 学 生 時 代 、ベニスビーチで 夫 とふたりで 滑 ったのだが、 私 はまったくダ<br />

メだった。 砂 だらけの 場 所 で 一 度 転 び、 復 路 で 夫 が「さっき、そこで 転 んだから 気 をつけてね」と 言 っ<br />

た 途 端 、 急 に 怖 くなり、 同 じ 場 所 でまた 転 倒 。 危 険 を 予 測 して 備 えることも 大 切 だけれど、 私 の 場 合 、<br />

危 険 を 察 知 すると 怖 気 づいてダメらしい。 娘 よ、 転 ぶことを 恐 れず、ローラーブレード 上 達 してね! (RN)<br />

若 い 時 は 一 人 旅 をよくしたものだ。 私 の 旅 行 は 長 いし、 旅 程 もいい 加 減 だから、 誰 かを 誘 うわけにもいかない、というので 仕 方<br />

なく 一 人 旅 。その 一 人 旅 の 中 で、 何 事 も 熟 慮 することなく 行 動 が 先 に 出 てしまう 無 鉄 砲 な 性 格 から、 危 険 な 目 に 自 らをさらした 経 験 が<br />

うさん<br />

少 なからずある。 例 えば … 所 はスペインのバロセロナ。 空 港 に 降 り 立 つと、 胡 散 臭 いおじさんが 英 語 で 話 しかけてくる。 宿 の 斡 旋 人<br />

なのだ。「 自 分 で 探 すからあなたは 要 らない」と 言 い 続 けるも、 鉄 道 の 本 駅 まで 付 いてくる。で、Information ブースに 行 って 宿 探<br />

しをするも、 安 宿 は 満 室 。 仕 方 なくそのおじさんの 勧 める 宿 へ。そこまでの 道 中 の 会 話 で、 娘 が 日 本 料<br />

理 が 大 好 きだと 言 うので 「じゃあ、 天 ぷらを 作 ってあげる」。 市 場 で 材 料 を 買 って、そのおじさんのアパー<br />

トに 行 ってみると、 奥 さんどころか 娘 もいない。フツーはその 時 点 で 帰 る。フツーじゃない 私 は 「えーい、<br />

ままよ!」と 天 ぷらを 揚 げてワインをがぶがぶ 飲 み、ホテルへ 帰 る。「ほら、 危 険 じゃなかったじゃない」<br />

とホッとするのも 束 の 間 。 旅 行 費 用 の 30 万 円 がない! 私 の 中 での 大 事 件 に 発 展 するのである。 似 た<br />

ようなことばかりをやってきて、それでも 襲 われも 殺 されずもせず、 生 きている。 不 思 議 だあ~! (Belle)<br />

70 SAN DIEGO YU-YU FEBRUARY 16, <strong>2015</strong><br />

あたいの 人 生 この 言 葉 の 繰 り 返 しよぉー。そう、スリル 満 点 の 人 生 ♪~ 1 メヒコの 国 境 税 関 で、、 大 量 のチョコレートを 持 っ<br />

ていたため、トイレもないような 掘 立 て 小 屋 に 10 時 間 拘 束 された!! 朝 入 所 して 出 所 したころはもう 夜 中 ・・・( 笑 )。2 元 ・<br />

愛 車 ア ル フ ァ・ ロ メ オ が 、 サ ン デ ィ エ ゴ・ダ ウ ン タ ウ ン の 交 差 点 の ど 真 ん 中 で 、 止 ま っ た! ( 笑 )。 周 りのホームレスの 方 た<br />

ひ<br />

ちが 速 攻 で 車 を 押 してくれたので、 轢 かれずに 助 かった ( 爆 )。3 元 ・ 愛 車 が 、 ド ラ イ ブ・バ イ・シ ュ ー テ ィ ン グ に 利 用 さ れ た!<br />

( 長 い 話 なので 中 略 )。4 メ ヒ コ 国 境 で 、、、 果 物 を 持 っ て い た た め 、1 0 時 間 拘 束 さ れ た!! (2 回 目 ・ 笑 )。<br />

5 タクシーの 兄 ちゃんに 前 の 席 に 座 ってと 言 われナンパされた! ← 自 慢 ? 6 裏 のスーパーでいつも<br />

の よ う に 買 物 を し て い た ら 、 突 然 ア イ・ コ ン タ ク ト を し き り に 取 っ て く る ア メ リ カ 人 お っ さ ん 、 玉 子<br />

売 り 場 の 前 で 冷 え る 中 、ど こ に 住 ん で い る の ? に 始 ま り 、 要 す る に 、ま た も や 、そ し て 今 ど き ナ ン パ!?<br />

← じまん・じま~ん! ( 笑 )。あ、 今 間 違 えたことに 気 付 いた。。お 題 が 「キケン・キケン~」だと 思 っ<br />

なつき あやも みほし<br />

てたー! ( 笑 )← 普 段 、 心 の 中 でお 経 のように 唱 えているので ( 爆 )。 ( 那 月 と 彩 雲 と 満 星 のおば )<br />

4 歳 と 3 歳 になった 娘 たちは、かなり 活 発 になった。 活 発 になったということは、もちろん 行 動 範 囲 も 広 くなり、ケガをした<br />

りする 危 険 性 も 高 くなったということ。 歯 を 磨 きながらウロウロ、 鉛 筆 を 持 ってウロウロ、 階 段 の 上 り 下 り、 車 の 乗 り 降 り 等 々、<br />

日 常 には 危 険 がいっぱいで、 毎 日 心 臓 がバクバクすることばかり。このチビたちが 毎 日 ケガをしないで 生 きていることが 奇 跡 の<br />

ようだ。しっかりそばで 見 ているつもりでも、 危 険 というのは 一 瞬 にして 起 こるもの。それでも 万 が 一 のことがあれば 後 悔 する<br />

から、ついつい 過 保 護 になってしまう。 長 女 と 次 女 では 性 格 の 違 いもはっきり 出 てきた。 長 女 は 何<br />

をやるにも 結 構 慎 重 派 だが、 次 女 に 至 っては 注 意 力 がないにも 程 がある。 家 の 中 にいても、よそ 見<br />

して 歩 くからドアや 壁 によく 当 たる。この 間 もお 散 歩 中 に 遊 びながら 走 り 出 し、 歩 道 脇 に 植 えてある<br />

木 に 激 突 していた …。いつか 安 心 して 子 供 たちを 見 ていられる 日 が 来 るのだろうか。 今 はまだとても<br />

そんなことは 思 えず、なんとか 子 供 たちを 身 近 な 危 険 から 守 ろうと 目 を 光 らせている。 親 バカかも<br />

しれないけど、 私 が 守 れる 範 囲 なんてとても 小 さなものだから、 少 しでも 危 険 が 減 ればと … ね。(SU)

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