28.11.2017 Views

San Diego Yu Yu, December 1, 2017

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

シメは 変 化 を 楽 しんで 飛 田 和 緒 さんが 提 案<br />

スープごと 味 わいたい 鍋<br />

鍋 が 恋 しい 季 節 がやってきた。とはいえ、 定 番 ばかりでは 飽 きてしまう。 具 材 の 味 が 染<br />

み 出 た 、うま 味 たっぷりのスープ ごと 味 わえる 鍋 を、 人 気 料 理 家 の 飛 田 和 緒 さん に 教 わった 。<br />

「 具 材 を 炒 めたり、 揚 げたり、 野 菜 の 切 り 方 を 変 えてみたり。 調 味 料 とだしの 組 み 合 わせ<br />

の 違 いでも、バリエーションは 増 えますよ」と 飛 田 さん。 新 著 「 飛 田 和 緒 のおうち 鍋 」( 世<br />

界 文 化 社 )には、56 の 鍋 料 理 のレシピが 並 ぶ。<br />

今 回 紹 介 してくれたのは「 豚 肉 とキノコの 酸 辣 湯 鍋 」。 味 の 決 め 手 になるだしは、「 優 しい<br />

味 に 仕 上 がる」 昆 布 だしがお 薦 めという。 自 身 は、 素 材 を 水 に 入 れて 一 晩 置 く「 水 だし」を<br />

愛 用 している。「 野 菜 や 肉 からもいいだしが 出 るので、 水 だしでも 十 分 です」。 余 ったら 冷 蔵<br />

庫 で 保 存 し、3 日 ほどで 使 い 切 ろう。<br />

だしを 温 めている 間 に 具 材 を 準 備 。キノコは、 煮 るとかさが 減 るので 多 めに 入 れよう。<br />

生 キクラゲは、 独 特 の 食 感 がアクセントに。 具 材 をごま 油 で 軽 く 炒 めると 風 味 が 増 して 食<br />

欲 もアップする。<br />

具 材 の 味 が 染 み 出 たスープを 味 見 してから、 調 味 料 で 味 を 付 けるのがポイント。“ 隠 し 味 ”<br />

のナンプラーは、 使 い 道 を 尋 ねられることが 多 いそうだが、「 炒 め 物 やスープに『ひと 味 足<br />

りない』と 感 じたら、 少 し 入 れると 味 に 深 みが 出 ます。うちでは 卵 焼 きにも 入 れています」<br />

と 飛 田 さん。<br />

子 どもがいる 家 庭 は、 黒 酢 や 粗 びき 黒 こしょうは 鍋 に 入 れず、 各 自 が 食 べる 時 に 好 みの<br />

分 量 をかけてもいい。スッキリとした 味 は、 滋 味 深 く、 飽 きがこない。スープに 味 が 付 いて<br />

いるので、つけだれも 必 要 ない。<br />

シメは、スープに 豆 乳 を 加 えて、 味 の 変 化 を 楽 しもう。 乾 麺 はそのまま 入 れるとスープが<br />

塩 辛 くなるので、 別 ゆでして 水 で 締 めるひと 手 間 を。まろやかなスープに 麺 が 絡 み、 格 別 な<br />

おいしさ。 麺 の 代 わりに 豆 腐 や 餅 を 入 れたり、 好 みでラー 油 をかけたりしてもいいそうだ。<br />

鍋 に 添 える 一 品 は、 手 軽 にできる「 大 根 のしょうゆ 漬 け」。さっぱりした 味 が「 箸 休 め」<br />

にぴったり。ユズの 香 りも 爽 やかだ。 大 根 を 赤 唐 辛 子 や 黒 こしょう、 花 椒 とあえてもおい<br />

しいという。<br />

「 準 備 の 時 間 より、 食 べている 時 間 が 長 いのがお 鍋 のいいところ。 家 族 だんらんの 時 間 も、<br />

いつもよりちょっと 長 く 取 れますよね」と 飛 田 さん。 今 回 のように 趣 向 を 変 えた 鍋 料 理 をレ<br />

パートリーに 加 えて、 鍋 生 活 を 充 実 させてはいかが。<br />

記 事 & 写 真 提 供 : 共 同 通 信 社<br />

水 に 昆 布 を 入 れて 取 った<br />

昆 布 だし<br />

ごま 油 で 具 材 を 炒<br />

めると、 香 ばしい<br />

香 りが 立 ち 込 めた<br />

旬 の 食 材 がたっぷり 入 った、 豚 肉 とキノコの<br />

酸 辣 湯 鍋 と、 大 根 のしょうゆ 漬 け ( 写 真 上 )<br />

シメの 豆 乳 うどん ( 写 真 右 )<br />

季 節 を 問 わず、 鍋 を 囲 むことが 多 いとい<br />

う 飛 田 和 緒 さん。「 日 々、 家 族 で 食 べてい<br />

る 料 理 の 中 で『これは !』というものを 紹<br />

介 するのが 私 のスタンスです」<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

キノコや 野 菜 は 細 かくしすぎず、 食 べや<br />

すい 大 きさに

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!