ユーザガイド - Kaspersky Lab
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保護範囲の作成<br />
43<br />
フ ァ イ ル ア ン チ ウ イ ル ス<br />
保護範囲は、スキャン対象のオブジェクトが存在する場所を意味するだけでなく、スキャン対象のファイルタイプも意味します。デ<br />
フォルトでは、ハードディスク、ネットワークドライブ、リムーバブルメディアで開く、感染の可能性があるファイルだけがスキャンさ<br />
れます。<br />
保護範囲を広げたり狭めたりするには、スキャン対象のオブジェクトを追加または削除するか、スキャン対象ファイルのタイプを変<br />
更します。たとえば、ネットワークドライブから実行される .exe ファイルだけをスキャンするように設定する場合、保護範囲を狭め<br />
るときにコンピュータが感染の脅威にさらされないようにする必要があります。<br />
ファイルタイプを選択するときは、次の点に注意してください:<br />
悪性コードが埋め込まれて実行される可能性がきわめて低いファイル形式があります。たとえば、.txt などです。反対に、<br />
実行コードを含む (または含めることのできる) ファイル形式があります。たとえば、.exe、.dll、.doc などです。これらは、<br />
悪性コードが実行される可能性がきわめて高いファイルです。<br />
侵入者はユーザのコンピュータに、拡張子が .txt のファイルとしてウイルスを送信する場合があります。このようなファ<br />
イルは、実際には実行ファイルですが、拡張子が .txt に変更されています。[表示されている拡張子でファイル形式を<br />
判断する] オプションをオンにしている場合、このようなファイルはスキャンされません。[ファイル形式を正確に判断する]<br />
設定が選択されている場合は、拡張子に関係なくファイルヘッダーが分析され、.exe ファイルであるとわかればスキャ<br />
ンが行われます。<br />
スキャン対象のファイルタイプを指定する場合は、開くとき、実行時、および保存時にスキャンするファイル形式、サイズ、およびド<br />
ライブを設定します。<br />
設定を簡単にするため、すべてのファイルは「単体」と「複合」の 2 つのグループに分けられます。単体ファイルにはオブジェクト<br />
は一切含まれません (.txt ファイルなど)。複合ファイルには、複数のオブジェクトが含まれている可能性があり、各オブジェクトが<br />
複数のレベルにネストされている可能性もあります。このようなオブジェクトには、アーカイブ、マクロやスプレッドシートが含まれる<br />
ファイル、添付ファイル付きメールなどがあります。<br />
ファイルアンチウイルスでは、作成した保護範囲に含まれるファイルだけがスキャンされることに注意してください。その範囲に含<br />
まれないファイルは、スキャンされず、そのまま使用できます。そのため、コンピュータの感染リスクが高くなります。<br />
オブジェクトスキャンリストを編集するには:<br />
1. アプリケーションのメインウィンドウを開きます。<br />
2. ウィンドウの左側で、[プロテクション] セクションを選択します。<br />
3. [ファイルアンチウイルス] コンポーネントのコンテキストメニューで [設定] を選択します。<br />
4. 表示されたウィンドウで、[カスタマイズ] ボタンをクリックします。<br />
5. 表示されたウィンドウの [全般] タブの [保護範囲を指定] セクションで、[追加] ボタンをクリックします。<br />
6. [スキャンオブジェクトの選択] ウィンドウで、オブジェクトを選択し、[追加] ボタンをクリックします。必要なオブジェクトを<br />
すべて追加したら、[OK] ボタンをクリックします。<br />
7. スキャン対象オブジェクトのリストからオブジェクトを除外するには、そのオブジェクトのチェックボックスをオフにします。<br />
スキャン対象オブジェクトのタイプを変更するには:<br />
1. アプリケーションのメインウィンドウを開きます。<br />
2. ウィンドウの左側で、[プロテクション] セクションを選択します。<br />
3. [ファイルアンチウイルス] コンポーネントのコンテキストメニューで [設定] を選択します<br />
4. 表示されたウィンドウで、[カスタマイズ] ボタンをクリックします<br />
5. 表示されたウィンドウの [全般] タブの [ファイル形式] セクションで、目的の設定を選択します<br />
ヒューリスティック分析の使用<br />
オブジェクトのスキャンに使用するデータベースには、既知のすべてのマルウェアおよび対応する駆除方法に関する説明が含ま<br />
れています。<strong>Kaspersky</strong> Anti-Virus では、スキャン対象オブジェクトをデータベースのレコードと比較して、そのオブジェクトが悪