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当 社 はJR 西 日 本 が 主 催 する 分 岐 器 研 究 会 に 参 画 し,<br />
2006 年 より 本 テーマに 取 り 組 み 各 種 検 討 を 進 めてきた.<br />
一 部 では 実 績 も 出 来 たが,この 度 マイナーチェンジを 行<br />
い, 信 頼 性 の 向 上 とコストダウンを 実 現 したので 下 記 に<br />
紹 介 する.<br />
<br />
分 岐 器 ポイント 部 の 転 てつ 棒 は, 連 結 板 を 介 し 転 てつ<br />
棒 ボルトによりトングレールと 接 続 する 構 造 となってい<br />
る.このボルトは 転 てつ 棒 の 下 側 から 差 し 込 み, 上 から<br />
ナットで 締 める 構 造 のため 作 業 効 率 が 悪 い.また,ボル<br />
トが 折 損 した 場 合 に 大 事 故 を 招 く 恐 れがあることから,<br />
<br />
ボルトが 折 損 しても 脱 落 させないための 脱 落 防 止 金 具 を<br />
用 いるなど 部 品 点 数 が 多 くなっている( 図 2).<br />
<br />
<br />
転 てつ 棒 ボルトの 代 替 となる 連 結 構 造 を 開 発 するにあ<br />
たり,トングレールと 連 結 板 および 転 てつ 棒 とスイッチ<br />
アジャスタの 接 続 に 使 用 する 部 材 は 従 来 品 を 使 用 し, 転<br />
てつ 棒 と 連 結 板 の 接 続 部 に 構 造 改 良 を 施 すこととした.<br />
改 良 品 の 主 な <strong>特</strong> 徴 は 次 のとおりである.<br />
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構 成 する 部 材 数 の 縮 減 を 図 り, 上 部 から 挿 入 できるも<br />
のとするため, 従 来 のカラーは 不 要 とし, 従 来 品 のカラー<br />
の 外 径 と 同 じφ38mmのピンを 転 てつ 棒 ボルトの 代 わりに<br />
適 用 した( 図 3).なお,ピンはカラーと 同 様 , 炭 素 鋼 の 熱<br />
処 理 品 である. 転 てつ 棒 は, 従 来 品 と 近 い 構 造 であるこ<br />
ととしたが, 前 述 のピンが 下 部 に 抜 けない 構 造 とするた<br />
め, 転 てつ 棒 本 体 には 水 抜 き 用 穴 (φ7)のみ 設 けた.また,<br />
ピンがφ38mmであるため,ピンを 差 込 む 鋼 板 (U 字 鋼 )の<br />
穴 径 を 従 来 の24.5mmから38.5mmへ 変 更 し,あわせて 鋼 板<br />
(U 字 鋼 )の 上 部 幅 を50mmから65mmへ 変 更 した( 図 4).<br />
総 合 車 両 製 作 所 技 報<br />
第 5 号<br />
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