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平成 24 年度 東北大学大学院 教育情報学教育部 修士論文 成長型教授 ...

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遠隔授業や高大連携の授業などで実際に利用され,その学習効果の有効性が確<br />

認されている [5][6] .<br />

また,授業の実施が行える他のシステムとして,酒井らのガリバー [8] がある.<br />

このシステムでは,授業の実施中に現在行っている板書から,次に板書するで<br />

あろう板書内容を過去の授業からリアルタイムに自動検索,そして推薦し,再<br />

利用を行う事ができるシステムである.この中で酒井らは,再利用に適した単<br />

位で板書内容を保存・管理するために,板書内容のグルーピングを工夫してい<br />

る.具体的には,授業では図や数式などの意味を持ったまとまりを書いた前後<br />

には説明を行っている時間が存在しているとし,授業実施中に行った板書のス<br />

トロークを,板書の行われない時間間隔によってグルーピングしている.さら<br />

に,授業中はその操作内容が非当事者である学生にも見られている事を考慮し,<br />

授業進行の妨げにならないインターフェイスを提案している.<br />

E-Chalk [13] は,将来的に,ペン入力が可能な大画面デバイスを用いた授業を想<br />

定した電子黒板システムである.このシステムでは,板書や画像の提示の他に,<br />

JavaApplet や数値計算プログラムを動作させたり,Web サービスを利用したり<br />

する事が可能である.また,事前に授業内容を立案する事も可能である.<br />

EduCanvas Infinity [14] は,液晶タブレットやタブレット PC を利用して,<br />

PowerPoint や Word,Excel,PDF 等の様々なデジタルデータを提示し,その上<br />

からペン入力による板書が可能な電子黒板システムである.そして授業実施中<br />

の電子黒板への操作や教師の発話,カメラで撮影した教師の様子を記録し,復<br />

習教材を自動的に作成可能である.それらの復習教材を後に再生する事で,授<br />

業のふり返りや,そのままの内容で同様の授業を行う事を可能としている.<br />

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