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平成 24 年度 東北大学大学院 教育情報学教育部 修士論文 成長型教授 ...

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を,次の回の授業計画に採用し,修正を行なっている例が確認されている [4] .<br />

しかし,授業実施結果の重要性に対し,既存の教授システムでは,授業計画<br />

の改善・高度化のために,授業実施結果を次回の授業計画へ有効に活用できて<br />

いるとは言えない.例えば酒井らのガリバー [8] では授業実施中に過去の授業で<br />

行った板書を提示することが可能だが,事前に行う授業計画の立案や,授業実<br />

施後の評価は考慮されておらず,あくまでも授業の実施を支援するシステムと<br />

なっている.これでは,授業改善のために授業実施結果を活用しているとは言<br />

えない.E-Chalk [13] は,画像の提示の他に JavaApplet 等のプログラムを動作させ<br />

る事が可能な電子黒板システムであり,授業内容を事前に立案する事も可能で<br />

ある.しかし,授業実施結果を次回の授業計画へ活かす手法は授業実施内容の<br />

再生のみにとどまっており,こちらも同様に授業実施結果を授業改善のために<br />

活用できているとは言えない.EduCanvas Infinity [14] も,Word や PDF 等の様々<br />

なデジタルデータを提示し,その上からペン入力による板書が可能な電子黒板<br />

システムである.そして授業実施中の板書や教師の発話等を記録し,復習教材<br />

として活用する事も可能である.しかし,授業実施結果を利用して授業計画の<br />

改善を支援する機能は有しておらず,授業実施内容を記録した復習教材を次回<br />

の授業計画の改善のために活用しているとは言えない.また,細木らのプレゼ<br />

ンテーションツール [9] では,スライドの作成による授業計画の立案時に,スラ<br />

イド上への板書に対しアニメーションを設定することで,その板書の書く過程<br />

を授業実施時に提示可能としている.しかし,このシステムでは,授業実施結<br />

果を記録する事は考慮されておらず,実施結果を基に次回の授業計画の改善を<br />

行う事はできない.白山らは,発表者同士の知識の共有や次回のプレゼンテー<br />

ションの改善を目的として,プレゼンテーションのリハーサルによって得られ<br />

たデータの閲覧方法を提案している [10] .しかし,ここではあくまでもデータの<br />

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