平成 24 年度 東北大学大学院 教育情報学教育部 修士論文 成長型教授 ...
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をマウスにより直接選択することで,選択された画像および板書内容を一つの<br />
教材として授業計画へ組み込む事が可能である.<br />
しかしながら,提示した画像や板書内容の上から重ねるようにして板書を行<br />
った場合には,任意の時点での教示内容を確認し,そこから再利用できるとい<br />
う仕組みだけでは不十分である.具体的には,時系列において任意の二点間を<br />
指定し,その間に行われた教示行為のみを確認できる機能も必要である.さら<br />
に,今回は再利用のために時系列に沿って授業実施結果を確認する事ができる<br />
が,再利用できる教材はいわば静止画のようなもので,板書の書く過程を再現<br />
する板書のストロークや,教示行為の一連の流れを教材として再利用すること<br />
はできない.授業計画の改善・高度化のためには,このような板書のストロー<br />
クといった,教示内容の一連の流れを再利用できる必要もあると考える.また<br />
今回は提示した画像や板書のみを再利用の対象としたが,授業実施中には新規<br />
に背景スライドを追加する事がある.この新規に追加した背景スライドについ<br />
ても,対応行動として重要な教示内容であるため,再利用の対象とする必要が<br />
ある.本提案システムの設計・実装を通じて,以上のような課題も明らかとな<br />
った.<br />
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