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平成 24 年度 東北大学大学院 教育情報学教育部 修士論文 成長型教授 ...

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タの単位をその板書の行われない時間間隔によってグルーピングしている.し<br />

かしこれでは,教員が再利用したい板書データを任意に選択できず,本当に再<br />

利用したい板書が必ずしもシステムによって提示されるとは限らない.それに<br />

対して本研究では,教員が任意に再利用対象を選択できる必要があると考え,<br />

また,実際の授業では板書途中に板書を中断して口頭による説明を行う事もあ<br />

ると考えた.そのため,本研究においては板書の単位を線分単位としている.<br />

E-Chalk [13] と EduCanvas Infinity [14] は,授業実施結果をふり返りや復習のため<br />

のみに使用している.授業のふり返りは,次回の授業計画を立案する際にその<br />

改善案の創出に役に立つと考えられる.しかし,例えば授業実施結果から確認<br />

された対応行動を次回の授業計画に組み込みたい場合は,その内容を授業計画<br />

立案時に再現する必要があり,対応行動を授業実施結果から直接計画へ組み込<br />

む事はできない.それに対して本研究では,授業計画立案時に授業実施結果を<br />

確認し,計画へ組み込みたい教示内容を選択して直接計画へ組み込む事ができ<br />

る.また,授業実施時に提示した画像や板書内容も教材として利用できる.こ<br />

れにより,授業実施結果の内容を次回の授業計画へ組み込みたい場合において,<br />

その操作にかかる教員の負担を減らすとともに,授業実施時には,より効果的<br />

な教材を提示する事が可能である.<br />

細木らのプレゼンテーションツール [9] では,スライド作成時に板書に対して<br />

その過程の提示を可能とするための設定を行なっているが,これはつまり授業<br />

計画の立案時に,書く過程の再現が可能な板書教材を新たに作成していると捉<br />

える事ができる.しかし,このツールでは授業実施結果を記録する事はできず,<br />

あくまでも書く過程の提示が可能な板書教材の作成と利用に焦点を当てている.<br />

それに対して本研究では,授業計画の改善・高度化のために必要な授業実施中<br />

の対応行動を,教材として再利用する事を目的としている点で異なる.そのた<br />

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