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平成 24 年度 東北大学大学院 教育情報学教育部 修士論文 成長型教授 ...

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第5章 結論<br />

教員が授業実施中に授業計画の改変が必要だと考えてとった対応行動は,次<br />

回以降の授業計画の改善・高度化のために非常に重要な情報である.既存研究<br />

により,対応行動を次回以降の授業計画で採用している事を実験により確認さ<br />

れている事からも,それは明らかである.<br />

このような対応行動の実施を考慮した成長型の教授設計プロセスモデルであ<br />

る Double Loop モデルに基づき,これまでに対話型教授システム IMPRESSION<br />

が開発されてきた.IMPRESSION では,授業計画立案機能により事前に授業計<br />

画の立案が行え,その立案された授業計画に基づき,スライド画像やマルチメ<br />

ディア教材の対話的な提示や手書きの描画によるインタラクティブな授業展開<br />

を可能としている.そして,IMPRESSION を通じて行われた教示行為を授業実<br />

施結果として保存する事が可能である.しかしながら,授業計画の改善・高度<br />

化のために必要と考えられる対応行動を授業計画の立案時に採用する事は考慮<br />

されておらず,そのための仕組みや必要なデータ構造が明らかとなっていなか<br />

った.<br />

本研究では,授業計画の改善・高度化の支援のために授業実施結果の再利用<br />

が行える授業計画・実施システムの開発を目的とし,そのためのデータ構造の<br />

設計とインターフェイスの設計,そしてその実装を行った.そして,実装を行<br />

った授業計画立案システムと授業実施システムを試行実験により,本研究で目<br />

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