JAEA-Review-2009-040.pdf:4.65MB - 日本原子力研究開発機構

ら,棟内専用ネットワークを利用したデータサーバ 1 台とパソコン 2 台によるクライアントサー
バ方式に変更したほか,各種サブプログラムの強化等を行った。これにより,これまでと比べ処
理時間が大きく短縮されるなど機能性が大幅に向上した。さらに,これまで印刷物に頼っていた
日常管理におけるデータ確認を,パソコン画面上で可能とするなど業務の効率化も図れた。
放射線標準施設棟における機構内外からの施設共用等の件数は,合計 23 件で,その内訳を表
2.7.1-1 に示す。また,韓国原子力研究所(KAERI)との研究協力取り決めに基づき,KAERI
の β 線校正場を利用した基準線量(率)の特性比較実験を実施した。
2008 年度の加速器を含む照射装置及び単体線源の使用時間は,延べ 4,276 時間で,その内訳を
表 2.7.1-2 に示す。2008 年度の使用時間は,2007 年度よりも 669 時間減少した。この減少の要
因としては,加速器がイオン源冷却系の不具合,制御用 PC の故障,信号伝達用光ファイバーの
断線等により 4 月間も運転できなかったことが挙げられる。また,試験依頼としては,線量管理
課(放射線管理用モニタ,サーベイメータの校正)以外からの試験依頼として,電子式個人線量
計,TLD 等の基準照射及び性能試験を,合計で 2,771 台(個)実施した。
利用区分
線種
(川崎 克也)
表 2.7.1-1 機構内外からの施設共用等の件数
(2008 年度)
加速器
中性子
JAEA-Review 2009-040
RI
中性子
γ 線 X 線 β 線
合計
(課題数)
機構内 0 6 2 0 0 8(7)
機構外 11 3 1 0 0 15(8)
合 計 11 9 3 0 0 23(15)
表 2.7.1-2 照射装置等及び単体線源の使用時間内訳
(2008 年度)
照 射 装置等及び単 体線源 年間使用時間(時間)
フ ァ ン・デ ・グラ ー フ 型 加速器 654
中 硬 X 線 照 射 装 置 79
X 線 照 射 装装置( 軟 ,パルス) 125
極 低 レ ベ ル γ 線 照 射 装 置 62
低 レ ベ ル γ 線 照 射 装 置 222
中 レ ベ ル γ 線 照 射 装 置 124
2 π γ 線 照 射 装 置 55
G M 簡 易 校 正 器 19
単 体 β 線 源( 90Sr, 204Tl 等) 27
単 体 γ 線 源( 60Co, 137Cs 等) 418
単体中性子線源( 252Cf, 241Am-Be 等) 2,491
合 計 4,276
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