JAEA-Review-2009-040.pdf:4.65MB - 日本原子力研究開発機構

表 2.1.2-3 気体廃棄物の年間放出量と放出管理目標値との比較
(2008 年度)
原子炉施設 種類 核種
放出管理目標値
(Bq/年)
年間放出量 *1
(Bq)
年間放出量
放出管理目標値
JRR-2 放射性ガス 3 H 1.5×10 12*2 0 ―
JRR-3
放射性希ガス 41 Ar 6.2×10 13 2.9×10 8 4.7×10 -6
放射性ガス 3 H 7.4×10 12 8.0×10 10 1.1×10 -2
JRR-4 放射性希ガス 41 Ar 9.6×10 11 0 ―
NSRR
STACY
TRACY
放射性希ガス 主に 41 Ar, 135 Xe 4.4×10 13 1.6×10 9 3.6×10 -5
放射性よう素 131 I 4.8×10 9 0 ―
放射性希ガス 主に 89 Kr, 138 Xe 8.1×10 13 3.4×10 11 4.2×10 -3
放射性よう素 131 I 1.5×10 10 4.8×10 4 3.2×10 -6
プルトニウム
(ｱﾒﾘｼｳﾑを含む) 主に 239 Pu, 241 Pu 4.0×10 7 0 ―
*1 検出下限濃度未満は放出量を 0 として集計した。
*2 維持管理期間中は 2.4×1011 Bq/年とする。
表 2.1.2-4 液体廃棄物の年間放出量と放出管理目標値との比較
(2008 年度)
核種
3H, 14C
以外の核種
放出管理目標値
(Bq/年)
年間放出量 *
(Bq)
年間放出量
放出管理目標値
総量 1.8×10 10 2.7×10 6 1.5×10 -4
60Co 3.7×10 9 2.0×10 6 5.4×10 -4
137Cs 3.7×10 9 5.2×10 5 1.4×10 -4
3H 2.5×10 13 1.2×10 11 4.8×10 -3
* 第1,第2,第3排水溝の合計値
2.1.3 環境における放射性希ガス及び液体廃棄物による実効線量
原子炉施設保安規定に基づき,原子力科学研究所の周辺監視区域外における放射性希ガス及び
液体廃棄物による年間の実効線量を算出した。
放射性希ガスに起因する年間の実効線量を,放出管理目標値が定められている JRR-3,JRR-4,
NSRR,STACY 及び TRACY について 2008 年度の原子力科学研究所における気象統計を用いて
算出した。その結果,最大実効線量は,NUCEF 南西方向の周辺監視区域境界での 1.6×10-2μSv であった。原子炉施設毎の実効線量を表 2.1.3-1 に示す。また,γ,β線による皮膚及びγ線に
よる眼の水晶体の等価線量は,それぞれ 3.9×10-2μSv,3.0×10-2μSv であった。
液体廃棄物に起因する年間の実効線量を,原子力科学研究所全施設から放出された 3H, 60Co,
137Cs 等の核種について算出した。その結果は,1.2×10 -2 μSv であった。核種別の実効線量を表
2.1.3-2 に示す。
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