JAEA-Review-2009-040.pdf:4.65MB - 日本原子力研究開発機構
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<strong>JAEA</strong>-<strong>Review</strong> <strong>2009</strong>-040<br />
4.関西光科学研究所の放射線管理<br />
木津地区の実験棟大実験室における放射線発生装置(マイクロトロン)及び X 線装置の使用に<br />
伴う環境放射線測定,管理区域内の線量等の測定,播磨地区の放射光物性研究棟における X 線装<br />
置の使用に伴う線量測定,両地区の放射線業務従事者の個人被ばく管理及び放射線計測器の管理<br />
等の放射線管理業務を 2007 年度に引き続き実施した。<br />
木津地区の環境放射線の管理では,ガラス線量計による積算線量測定を継続的に実施した。全<br />
地点での測定結果に特別な変化は認められなかった。管理区域内及び管理区域境界の線量の測定<br />
結果はいずれも管理基準値未満であり,異常はなかった。<br />
木津地区及び播磨地区における放射線業務従事者全体の年間の平均実効線量及び最大実効線量<br />
は,いずれも検出下限線量未満であった。また,等価線量に係る被ばく状況においては皮膚及び<br />
眼の水晶体ともに検出下限線量未満であった。<br />
放射線測定機器については,日常点検,定期点検及び校正を実施し,円滑な運用を図った。<br />
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律に基づく申請では,木津地区において<br />
は,特になかった。播磨地区においては,国際規制物資のより実効的な管理を行うため,計量管<br />
理規定実施要領を制定するとともに,研究グループの計量管理作業手順書の作成支援を行った。<br />
また,大型放射光施設(SPring-8)を利用した密封マイナーアクチノイドの使用については,技<br />
術的側面から安全確認の手順の構築などの研究支援を行った。<br />
さらに,放射線障害予防規程等に基づく報告等を遅滞なく実施した。<br />
4.1 環境放射線の管理(木津地区)<br />
(鈴木 隆)<br />
2007 年度に引き続き,木津地区の敷地周辺 8 地点においてガラス線量計により環境放射線測定<br />
を実施した。2008 年度の測定結果を表 4.1-1 に示す。いずれの地点においても異常は認められ<br />
なかった。<br />
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(西藤 文博)