JAEA-Review-2009-040.pdf:4.65MB - 日本原子力研究開発機構

JAEA-Review 2009-040
度未満であった。
(2) 放射線作業の実施状況及び被ばく管理
FCA は 30 件,TCA は 13 件の放射線作業が実施され,これらの放射線作業に対する計画の立
案及び実作業での放射線防護上の助言,指導及び支援を行った。
表 2.3.1-3 及び表 2.3.1-4 に FCA 及び TCA における作業環境レベル区分ごとの放射線業務従
事者の実効線量及び放射線作業件数を示す。
また,FCA の排風機室及び廃液貯槽室,TCA の排風機エリア及び廃液貯槽室を一時的な管理区
域に設定し,排気フィルタの捕集効率測定や液体廃棄設備の漏えい検査を実施した。作業終了後
には,一時的な管理区域を解除する際に汚染が残存していないことを確認する測定に関する要領
書に基づき線量当量率及び表面密度を測定した結果,線量当量率はバックグラウンド値であり,
表面密度が保安規定等に定める管理区域設定基準に該当しないこと及び汚染が検出されないこと
を確認し,管理区域を解除した。
(奥村 勝紀)
表 2.3.1-3 FCA における作業環境レベル区分ごとの放射線業務従事者の
実効線量及び放射線作業件数
(2008 年度)
作業環境レベル
表面密度(Bq/cm2) 線量当量率 空気中放射性物質濃度
(μSv/h) (Bq/cm3) 実効線量 放射線
(mSv) 作業件数
α β(γ)