JAEA-Review-2009-040.pdf:4.65MB - 日本原子力研究開発機構

3.3 個人線量の管理
(1) 外部被ばく線量の管理
2008 年度における放射線業務従事者の集団実効線量及び平均実効線量は,それぞれ 2.8 人・mSv,
0.00mSv であった。また,最大実効線量は 0.9mSv であり,サイクロトロン保守点検及び修理作
業に従事した作業者であった。
放射線業務従事者の管理対象人数や実効線量等については,四半期別及び作業者区分別に集計
し,それぞれ表 3.3-1 及び表 3.3-2 に示す。放射線施設の共同利用者,工事業者等で管理区域
に一時的に立ち入った者は 3,640 名であり,立入のつど電子ポケット線量計により,有意な被ば
くがないことを確認した。
(2) 内部被ばく線量の管理
各作業グループから選定した延べ 115 名について,体外計測法による確認検査を実施した。測
定の結果,有意な体内汚染が検出された者はいなかった。
管理期間
(田島 好弘)
表 3.3-1 放射線業務従事者の実効線量に係る四半期別被ばく状況
(2008 年度)
放射線業
務従事者
実員(人) 0.1mSv
未満
0.1mSv
以上
1mSv
以下
線量分布(人)
1mSv
を超え
5mSv
以下
5mSv
を超え
15mSv
以下
15mSv
を超え
るもの
総線量
(人・mSv)
平均
実効線量
(mSv)
最大
実効線量
(mSv)
第 1 四半期 548 547 1 0 0 0 0.1 0.00 0.1
第 2 四半期 572 566 6 0 0 0 2.2 0.00 0.8
第 3 四半期 573 572 1 0 0 0 0.2 0.00 0.2
第 4 四半期 567 565 2 0 0 0 0.3 0.00 0.2
年 間 * 677
(693)
669
(685)
8
(8)
* カッコ内の数値は,2007 年度の値。
作業者区分 *
0
(0)
0
(0)
0
(0)
2.8
(2.1)
0.00
(0.00)
0.9
(0.6)
表 3.3-2 放射線業務従事者の実効線量に係る作業者区分別被ばく状況
(2008 年度)
放射線業
務従事者
実員(人) 0.1mSv
未満
0.1mSv
以上
1mSv
以下
JAEA-Review 2009-040
線量分布(人)
1mSv
を超え
5mSv
以下
5mSv
を超え
15mSv
以下
15mSv
を超え
るもの
総線量
(人・mSv)
平均
実効線量
(mSv)
最大
実効線量
(mSv)
職 員 等 145 143 2 0 0 0 0.5 0.00 0.4
外来研究員等 342 342 0 0 0 0 0.0 0.00 0.0
請負業者 192 186 6 0 0 0 2.3 0.01 0.9
研 修 生 0 0 0 0 0 0 0.0 0.00 0.0
全作業者 677 669 8 0 0 0 2.8 0.00 0.9
* 同一作業者が,当該年度中に作業者区分を変更した場合,作業者区分ごとに1名として実人員で全作業者を
集計した。
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