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JAEA-Review-2009-040.pdf:4.65MB - 日本原子力研究開発機構

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<strong>JAEA</strong>-<strong>Review</strong> <strong>2009</strong>-040<br />

(a) 線量当量率及び線量当量の管理<br />

エリアモニタ(連続監視)及びサーベイメータによる γ 線の線量当量率測定の結果,立入制<br />

限区域を除き,1mSv/週を超える区域はなかった。<br />

なお,放射線しゃへい物の側壁における線量当量率の最大値は 1.6μSv/h であった。この最<br />

大線量当量率は,セル内における核燃料物質の使用に関係なく一定の数値を示している事から,<br />

測定点近傍の機器からの線量当量率の影響によるものと思われる。<br />

(b) 表面密度の管理<br />

スミヤ法により定点で試料を採取し,表面汚染検査用サーベイメータによる表面密度の測定<br />

を実施した結果,汚染がないことを確認した。<br />

(c) 空気中放射性物質濃度の管理<br />

室内ダストモニタ及びエアスニファにより,1 週間連続採取した捕集ろ紙の測定を実施した結<br />

果,操作室はすべて検出下限濃度未満であった。サービスエリアにおける測定では,全 α は検<br />

出下限濃度未満であったが,全 β において 3.3×10-9Bq/cm3(検出下限濃度は 8.8×10-10Bq/cm3) が検出され,γ 線核種分析の結果 60Co が検出された。原因は燃料貯蔵プール内除染作業におい<br />

て,プールより除染機器を引き上げたことによるものであった。当該作業は呼吸保護具を着用<br />

して行われ,検出された空気中放射性物質濃度は,法令で定める空気中濃度限度を超えていな<br />

いことを確認した。<br />

(2) 放射線作業の実施状況及び被ばく管理<br />

燃料試験施設においては,156 件の放射線作業が実施され,これらの放射線作業に対する計画<br />

の立案及び実作業での放射線防護上の助言,指導及び支援を行った。<br />

表 2.3.2-3 に燃料試験施設における課室別の主な実効線量及び放射線作業件数を示す。2008 年<br />

度の総線量(136.8 人・mSv)が前年度より高くなった(2007 年度の集団実効線量は 80.1 人・<br />

mSv)。この理由として,例年被ばく線量が多い βγ コンクリートNo.3 セル内除染作業が昨年度<br />

は実施されなかったこと,及び βγ コンクリートNo.3 セルの除染作業が無かったために同セル<br />

内線量当量率が上昇し,除染作業の際に被ばく線量を増加させたことによるものである。<br />

なお,プール水処理設備配管の除染作業時の放射線管理を(3)に示す。<br />

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