商学部(塾外用) - 慶應義塾大学-塾生HP
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グローバル金融市場論 2単位 (春学期)<br />
総合政策学部教授 竹中 平蔵<br />
経済学部教授 櫻川 昌哉<br />
授業科目の内容:<br />
この講義は,シティグループ証券の寄附講座である。<br />
竹中平蔵教授を中心とする担当教員及びシティグループ証券調査<br />
本部日本株ストラテジスト藤田勉(<strong>慶應義塾大学</strong>グローバルセキュ<br />
リティ研究所客員研究員)が中心となって,理論,実務両面双方か<br />
ら国際資本市場の歴史,現状,そして今後の展望を講義する。<br />
金融市場を理解するのに不可欠なものは,歴史観,世界観,そし<br />
て理論である。その理論に関しては,経済学,金融論,公共政策論<br />
などマクロの視点のみならず,企業法制,金融法制,経営学,財務<br />
会計などに多岐に亘る総合的な知識が必要である。ところが,従来<br />
の国際資本市場論は学術的な立場から語られることが多く,実務家<br />
の立場からの意見が強く反映されているとは言いがたい。特に,経<br />
営学,財務会計,企業法制は理論と実践の乖離が大きく,それらを<br />
既存の理論と整合的,かつ有機的に分析する研究が進んでいるとは<br />
いいがたい。そこで,グローバルな視点から,これらの理論を金融<br />
市場と企業分析に応用することを,講義の中心にすることが特徴の<br />
一つである。講義の最後においては,経済学,金融論,法制,経営<br />
学,財務会計に関わる理論を応用して,過去や現在の国際金融危機,<br />
日米の不良債権問題を具体的に分析する。<br />
テキスト(教科書):<br />
藤田勉著「ブルーオーシャンとコーポレートブランド(仮)」毎日<br />
新聞社<br />
(履修学生には配布の予定)<br />
参考書:<br />
竹中平蔵著「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」,2006 年日本<br />
経済新聞社<br />
竹中平蔵著「闘う経済学 未来をつくる「公共政策論」入門」,<br />
2008 年集英社インターナショナル<br />
藤田勉著「新会社法で変わる敵対的買収」,2005 年東洋経済新報社<br />
堀紘一,藤田勉共著「M & A で生きる企業消え去る企業」,2007<br />
年 PHP 出版<br />
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