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商学部(塾外用) - 慶應義塾大学-塾生HP

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めに,近年,リスクマネジメントのあり方についての関心が急速に<br />

高まってきている。本講義では,リスクマネジメントの基本的概念<br />

を踏まえて、企業活動の観点から,統合リスクマネジメントを解説<br />

しながら、リスクマネジメントの考え方ならびに課題を講ずる。<br />

テキスト(教科書):<br />

特定のテキストは指定しないが,参考書を随時紹介する。<br />

参考書:<br />

・亀井利明『リスクマネジメント総論』同文館<br />

・Michel Crouhy他著(三浦良造訳)「リスクマネジメントの本質」共<br />

立出版<br />

・甲斐良隆・加藤進弘『リスクファイナンス入門』金融財政事情研究会<br />

・新日本監査法人『統合リスク管理』金融財政事情研究会<br />

・インターリスク総研『実践リスクマネジメント』経済法令研究会<br />

・武井勲『リスクマネジメントと危機管理』中央経済社<br />

産業組織論 4単位 (春学期集中)<br />

教授 井手 秀樹<br />

授業科目の内容:<br />

産業組織論は応用ミクロ経済学の一分野です。この講義では,な<br />

るべく具体的な事例を取り上げながら,現実の様々な企業行動が経<br />

済厚生に与える影響(独占・寡占問題),さらには独占禁止政策・公<br />

共政策の必要性を論じます。なお,独占禁止法に関しては,専門の<br />

科目として「経済法」があります。<br />

テキスト(教科書):<br />

「入門・産業組織」有斐閣<br />

参考書:<br />

植草・井手他「現代産業組織論」NTT 出版<br />

産業組織各論(規制の経済学) 2単位 (春学期)<br />

教授 中条 潮<br />

授業科目の内容:<br />

この講義では,社会的・経済的問題とそれに対する政府の規制や<br />

慣習に関する課題を経済学的に検討する。<br />

あらゆる社会・経済活動は多かれ少なかれ規制を受けているが,<br />

これは「公共性」,すなわち市場の失敗・欠落の議論によって説明す<br />

ることができる。交通や通信の公共性,金融や保険の自由化,農業<br />

保護,流通規制,外国人労働者規制,住宅問題,発展途上国への経<br />

済援助といった様々な経済問題は,市場の失敗の視点から分析する<br />

ことよって政策判断に寄与することが可能である。したがって,商<br />

学部の産業・経済分野を学ぶ者にとっては,政府規制の問題は必須<br />

的バックグラウンドであると言える。<br />

また,経営・会計分野の学生にとっても,企業の経営分析や財務<br />

分析を行なうにあたって,政府規制は少なからず影響を与える変数<br />

である。たとえば,規制下にある企業の経営指標は一般的に安定的<br />

であるが,それは政府の保護によるものであって経営政策に基づく<br />

安定度ではないかもしれない。<br />

さらに,規制は経済上の規制にとどまらない。我々の日常生活は<br />

多くの規制にとりかこまれている。たとえば,麻薬の所持・使用,<br />

一方的な離婚,希少動物の捕獲,プロ野球球団の自由な選択等は禁<br />

止されている。これらの規制は一見,社会的あるいは道徳的な価値<br />

判断に基づくもののようにみえるが,人間の社会的行動はすべて費<br />

用と便益に基づいてなされるという事実に照らせば,これらの社会<br />

的規制の妥当性を経済学を用いて分析することが可能である。<br />

それゆえ,医療,自然保護,公害,教育,国防,福祉,死刑廃止<br />

論議など,社会的問題とされている様々な問題についても,それら<br />

が生じるメカニズムを経済学を用いて分析し,それらの社会問題の<br />

解決・改善方法として現行の規制が妥当か否かを議論することが可<br />

能である。<br />

このように,市場介入の意義・妥当性を研究することによって,<br />

経済制度・社会制度を経済学的に分析するのが本講義および「社会<br />

問題の経済学」(秋学期)の目的である。<br />

テキスト(教科書):<br />

・中条潮『規制破壊』(東洋経済新報社)<br />

15<br />

参考書:<br />

必要があればその都度指示する。<br />

産業組織各論(産業組織と企業戦略) 2単位 (春学期)<br />

教授 高橋 美樹<br />

授業科目の内容:<br />

産業組織論は,他の学問分野と密接な関連をもって発展してきま<br />

した。本講義では,関連分野の中でもとくに企業戦略論との関連に<br />

注目し,企業のとる様々な戦略的行動,また,企業競争力の源泉に<br />

ついて議論したいと思います。<br />

テキスト(教科書):<br />

特に指定しません。<br />

参考書:<br />

D. ベサンコほか[2002]『戦略の経済学』ダイヤモンド社<br />

このほかの参考書は,必要に応じて,講義中に紹介し,またプリ<br />

ントを配布します。<br />

産業組織各論(社会問題の経済学) 2単位 (秋学期)<br />

教授 中条 潮<br />

授業科目の内容:<br />

春学期の「産業組織各論(規制の経済学)」での理論的検討を基礎<br />

に,現実のいくつかの経済問題・社会問題や政府政策をとりあげて<br />

検討する。<br />

参考書:<br />

必要があればその都度指示する。<br />

交通経済論Ⅰ(05学則) 2単位 (春学期)<br />

交通経済論Ⅱ(05学則) 2単位 (秋学期)<br />

交通経済論(99学則) 4単位 (通年)<br />

[春学期]交通市場/[秋学期]交通政策<br />

准教授 伊藤 規子<br />

授業科目の内容:<br />

講義は,<br />

①交通分野の産業に属する企業の構造と行動の一般的な理論,<br />

および,<br />

②国土政策も含めた交通政策を分析する際のベンチマークがどのよ<br />

うなものであるか,<br />

を理解してもらうことを目的とする。<br />

交通サービスは社会的生活に不可欠であり,また交通インフラは<br />

社会資本であるがゆえに,一般的 に,供給が競争市場に任される<br />

ことが稀な領域として受け入れられてきた。<br />

しかしながら,近年では資源配分の効率性からの視点での見直し<br />

が行われ,交通分野での規制の緩和は徐々に日本でも導入されてき<br />

た。経験的に形成されてきた理論の見直し,実際の交通機関分担バ<br />

ランス変化の反映,中央・地方政府のあり方の転換といった要素が,<br />

こうした動きの基となっている。<br />

春学期では,交通市場の特徴をカバーしながら,交通企業の経営<br />

とミクロ経済学の整合性に焦点をおく。秋学期は,社会資本投資お<br />

よび交通政策に重きを置いた形で話を進める。<br />

テキスト(教科書):<br />

特に指定はしません。授業で配布または使用した教材(プリント・<br />

スライド等)は,授業後に「教育支援システム」上に更新します。<br />

参考書:<br />

・竹内健蔵著『交通経済学入門』(有斐閣ブックス)<br />

・竹内・山内『交通経済学』(有斐閣アルマ)<br />

・藤井・中条編『現代交通政策』(東大出版会)<br />

・岡野行秀『交通の経済学』(有斐閣)<br />

・永井・藤井・阪本他著『経済政策入門(2)』(有斐閣)<br />

・ウォーターソン著,木谷・新納訳『企業の規制と自然独占』(晃洋<br />

書房)<br />

・山谷修作編著『現代日本の公共料金』(電力新報社)<br />

・前田義信『交通経済要論』(晃洋書房)<br />

その他,必要に応じて授業中にアナウンスします。上記の参考文<br />

献は旧図書館内に設置のリザーブブックにあります。<br />

[ 05 ] 専<br />

攻<br />

科<br />

目<br />

Ⅲ<br />

類<br />

( [ 99 ] Ⅳ<br />

類<br />

)

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