商学部(塾外用) - 慶應義塾大学-塾生HP
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金融論Ⅰ(05学則) 2単位 (春学期)<br />
金融論Ⅱ(05学則) 2単位 (秋学期)<br />
金融論(99学則) 4単位 (通年)<br />
教授 金子 隆<br />
授業科目の内容:<br />
今日の経済では、家計が貯蓄をして企業が投資をするというよう<br />
に、多くの場合、貯蓄主体と投資主体が分かれて存在している。貯<br />
蓄が投資と有効に結びつくためには、貯蓄主体から投資主体への資<br />
金の融通、すなわち金融(finance)が効率的に行われる必要がある。<br />
さもないと、企業の投資は抑制され、経済の成長は著しく損なわれ<br />
てしまう。その意味で、金融は今日の経済においてきわめて重要な<br />
役割を担っている。その金融のメカニズムを主として資金の面から<br />
ミクロ的に解明していこうとするのが商学部の金融論である(注:<br />
貨幣の面から解明していこうとするマクロの金融論もある)。<br />
Ⅰ(春学期)では、金融の基礎概念を解説した後に、金融市場に<br />
おける金利・株価・先物価格・オプション価格の決定メカニズムを<br />
中心に講義する。Ⅱ(秋学期)では、経済主体の金融行動-具体的<br />
には、家計の金融資産選択行動、企業の投資行動と資金調達行動、<br />
銀行行動-を中心に講義する。履修者はⅠとⅡをセットで履修する<br />
ことが望ましい。特に、Ⅱだけを履修しても授業内容に付いて来ら<br />
れない可能性が大である。<br />
テキスト(教科書):<br />
テキストは使用しない。代わりに講義ノート(レジュメ)を"keio.jp"<br />
の教育支援システムからダウンロードしてもらい、使用する。<br />
参考書:<br />
初回のガイダンス時に参考文献リストを配布する。<br />
金融各論(企業金融論Ⅰ) 2単位 (春学期)<br />
教授 辻 幸民<br />
授業科目の内容:<br />
企業金融論とは,ミクロ経済学的な視点から企業の資金調達行動<br />
を分析することがその目的である。企業が上場会社であれば,その<br />
企業の発行したいろいろな証券が証券流通市場で自由に売買される<br />
から,そこでいかなる値段が付けられたかという問題が,実は企業<br />
の資金調達行動にも決定的に重要となる。従って,企業金融論の理<br />
解のためには,株式市場をはじめとする資本市場の価格付けのメカ<br />
ニズムを知ることが必要不可欠である。この授業では,まず資本市<br />
場の価格評価について議論した後,次に企業金融論の基礎概念の導<br />
入までを取り上げる。<br />
テキスト(教科書):<br />
辻 幸民著『企業金融の経済理論』(創成社)<br />
参考書:<br />
必要に応じて授業中に指示する。<br />
金融各論(企業金融論Ⅱ) 2単位 (秋学期)<br />
教授 辻 幸民<br />
授業科目の内容:<br />
企業金融論の分析対象は企業の資金調達行動であるが,この授業<br />
では,春学期「金融各論(企業金融論I)」を踏まえて,企業の資金<br />
調達行動に関する一定の(理論的な)見解を与えたい。企業の資金<br />
調達には,大別すると負債と自己資本による2つの手段があるが,そ<br />
れでは,企業はこれら2つの手段をどのように用いればよいのか。こ<br />
れは資本構成の問題といって,企業の負債依存度に関する議論とな<br />
る。また,企業が投資の意思決定をする際,その資金調達はどのよ<br />
うになすべきなのか。授業では,企業金融論の基礎概念を整理しな<br />
がら,その理論展開を概説する。<br />
テキスト(教科書):<br />
辻 幸民著『企業金融の経済理論』(創成社)<br />
参考書:<br />
必要に応じて授業中に指示する。<br />
13<br />
金融各論(資本市場論Ⅰ) 2単位 (春学期)<br />
教授 和田 賢治<br />
授業科目の内容:<br />
このコースでは企業財務理論について講義を行う。一般事業法人<br />
に就職するのか金融機関に就職するのか,またこれらの企業でどの<br />
ような職種(営業,企画,財務,経理,法務等)につくのか,そし<br />
てそのためにはどのような観点(自分が投資する立場か,顧客に投<br />
資のアドバイスをする立場か,財務部等でリスク管理を行う立場か<br />
等)からファイナンスの理論の勉強が必要かを考えると,就職後に<br />
生きた知識となる。講義はある程度抽象的だが,このような視点を<br />
履修時も就職後も持ち続けてほしい。<br />
テキスト(教科書):<br />
資本市場とコーポレートファイナンス 新井富雄 渡辺茂 太田智<br />
之 中央経済社 1999年 ISBN 4-502-34902-X<br />
「ファイナンスのノート」 コピーを生協2階で販売する<br />
参考書:<br />
生協2階で「ファイナンスのノート」のコピーを販売する。販売は<br />
事業開始前である。授業開始前に購入し、初回の授業に漏ってくる<br />
事。またKeio.jp の教育支援システムの授業欄は毎回授業前日夜にチ<br />
ェックして,資料がある場合はダウンロードすること。<br />
金融各論(資本市場論Ⅱ) 2単位 (秋学期)<br />
教授 和田 賢治<br />
授業科目の内容:<br />
このコースでは資産価格理論(オプション価格理論,債券価格理<br />
論等)について裁定が存在しないという観点から講義を行う。一般<br />
事業法人に就職するのか金融機関に就職するのか,またこれらの企<br />
業でどのような職種(営業,企画,財務,経理,法務等)につくの<br />
か,そしてそのためにはどのような観点(自分が投資する立場か,<br />
顧客に投資のアドバイスをする立場か,財務部等でリスク管理を行<br />
う立場か等)からファイナンスの理論の勉強が必要かを考えると,<br />
就職後に生きた知識となる。講義はある程度抽象的だが,このよう<br />
な視点を履修時も就職後も持ち続けてほしい。<br />
テキスト(教科書):<br />
先物オプション取引入門 ハル ピアソンエデュケーション 2001<br />
年 ISBN4-89471 -637-2<br />
「オプションとフォワードのノート」コピーを生協2階で販売する。<br />
参考書:<br />
オプションとフォワードのノートのコピーを生協2階で販売する。<br />
授業開始前に購入し、初回の授業に持ってくること。Keio.jp の教育<br />
支援システムの授業欄は毎回授業前日夜にチェックして,資料があ<br />
る場合はダウンロードすること。<br />
財政学Ⅰ(05学則) 2単位 (春学期)<br />
財政学Ⅱ(05学則) 2単位 (秋学期)<br />
財政学(99学則) 4単位 (通年)<br />
講師 三井 清<br />
授業科目の内容:<br />
春学期は,政府の支出政策の役割,市場メカニズムと政治メカニ<br />
ズムの機能,費用便益分析などについて講義する。秋学期は,社会<br />
全体のリスクを分散するための社会保障政策,所得分配の公平性を<br />
確保する政策としての課税制度(所得税,消費税,資産課税,法人<br />
税など)について講義する。<br />
テキスト(教科書):<br />
特に指定しない。<br />
参考書:<br />
特に指定しない。<br />
証券経済各論(証券制度論) 2単位 (秋学期)<br />
講師 齊藤 壽彦<br />
授業科目の内容:<br />
公債・社債・株式の発行と流通の仕組みについてできるだけわか<br />
りやすく講義する。これらを理解することは今日の産業社会を理解<br />
する上できわめて重要である。信用論をふまえつつ証券制度につい<br />
[ 05 ] 専<br />
攻<br />
科<br />
目<br />
Ⅲ<br />
類<br />
( [ 99 ] Ⅳ<br />
類<br />
)