平 成 1 9 年 度 熱可塑性樹脂複合材料の機械工業 ... - 素形材センター
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1.3.2項参考文献<br />
1) OGSWELL FREDERIC N and STANILAND PHILIP A ,ICI PLC (GB)<br />
“ Method of producing fiber-reinforced composition” US4541884<br />
1.3.3 パウダー法<br />
熱可塑樹脂パウダーを用いた製造方法には、ドライパウダーコーティング法と溶液に分<br />
散させたサスペンション法に分類される。パウダー法の長所は、使用できる樹脂が多いこ<br />
と、高品位なプリプレグが得られること、プリプレグ特性(目付け、RC、幅)の自由<strong>度</strong><br />
が高い点にある。また、短所は、樹脂をパウダー化する必要があり、そのコストが高い点<br />
にある。パウダー法を用いた製造技術のドライパウダーコーティング法およびサスペンシ<br />
ョン法について、以下に一例を示す。<br />
(1) ドライパウダーコーティング法<br />
この方法は、ドライパウダーを強化繊維に付着させ、次の工程で加熱しパウダーを溶融<br />
含浸させる方法である。図1.3.3-1は、ドライパウダーに静電気を付与しながら散布し (24) 、<br />
強化繊維に付着させ、オーブン (25) で加熱溶融含浸させる一例である。図1.3.3-2は、流動<br />
床で分散させたドライパウダーを強化繊維に付着させ、オーブンで加熱溶融含浸させる一<br />
例である。<br />
パウダーコーティングチャンバー 24<br />
静電気発生源24<br />
図 1.3.3-1 パウダーコーティング法によるプリプレグ製造概念図 1)<br />
図 1.3.3-2 流動床法によるプリプレグ製造概念図 2)<br />
- 18 -<br />
オーブン25<br />
冷 却 30