平 成 1 9 年 度 熱可塑性樹脂複合材料の機械工業 ... - 素形材センター
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4.2.3 項参考文献<br />
1) Vetrotex Saint Gobain 社 TWINTEX G PP Brochure<br />
2) 東洋紡績 Quick Form 説明パンフレット<br />
3) Dieffenbacher 社 LFT-D Brochure<br />
4) Schappe Techniques 社 TPFL Brochure<br />
4.3 不連続繊維熱可塑性複合材料の材料特性<br />
SMC (Sheet Molding Compound) などの熱硬化性の不連続繊維複合材料と比較した、顕著<br />
な材料特性としては、優れた機械的特性、高いノッチ耐衝撃性、音響と振動減衰性、<br />
耐腐食性、量産性、リサイクル性 などが挙げられる。<br />
また最近では、従来指摘されたクリープ問題の減少化傾向も窺われる。<br />
4.4 最近の不連続繊維熱可塑性複合材料の<strong>成</strong>形・製品化技術の開発動向<br />
過去 10 <strong>年</strong>の間に欧州を中心として、<strong>成</strong>形とその製品化技術の研究開発が進み、目覚しい<br />
発展を遂げている。<br />
特に上述の LFT や LFT-D のプロセスに就いては、自動車メーカーの車体重量軽減化と、<br />
量産によるコストと生産サイクル時間の節減対策として、ガラス/PPによる射出<strong>成</strong>形、射<br />
出圧縮<strong>成</strong>形システムの目覚しい研究開発が、車メーカー、<strong>成</strong>形業者、機械設備メーカー、<br />
研究開発機関の連携により長期的な計画で推進されている。<br />
また Schappe Tchniques の TPFL®もスイスの Lausanne 大学との共同研究により、独自<br />
の内圧<strong>成</strong>形プロセスを開発させている。またフランスの RocTool 社と共に、<strong>成</strong>形ツールを<br />
誘電加熱する高速プレスシステムによる<strong>成</strong>形品の開発を行っている。<br />
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