平 成 1 9 年 度 熱可塑性樹脂複合材料の機械工業 ... - 素形材センター
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1.3.4 樹脂フィルム含浸法<br />
樹脂フィルムと強化繊維を合わせ、ダブルベルトプレスや間欠プレス方式で樹脂を溶融<br />
含浸させる製造方法である。この方法の長所は、高品位なプリプレグが得られること、幅<br />
の広いプリプレグが得られる点にある。また、短所は、使用できる樹脂に制限される点<br />
(樹脂フィルム化が必須 )、 高価なプレス装置が必要であるためプリプレグコストが高い<br />
点にある。樹脂フィルム含浸法を用いた製造技術について、以下に一例を示す。<br />
図1.3.4-1は、開繊糸と樹脂フィルムを用いた連続含浸法の一例である。開繊糸を用いる<br />
ことで樹脂の含浸性を向上させる点に特徴がある。<br />
図1.3.4-2は、ダブルベルトプレスを用いた樹脂フィルム含浸法の一例である。<br />
図1.3.4-3は、強化繊維基材をオーブン (4) で予め加熱し、基材に樹脂フィルムを貼合せ、<br />
基材の蓄熱を利用し樹脂を含浸させる一例である。<br />
図 1.3.4-1 開繊糸を用いた樹脂フィルム含浸法によるプリプレグ製造概念図 1)<br />
図 1.3.4-2 ベルトプレスを用いた樹脂フィルム含浸法によるプリプレグ製造概念図 2)<br />
図 1.3.4-3 樹脂フィルム含浸法によるプリプレグ製造概念図 3)<br />
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