平 成 1 9 年 度 熱可塑性樹脂複合材料の機械工業 ... - 素形材センター
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3.3 今後の課題<br />
3.3.1 二次構造部材<br />
熱可塑性樹脂複合材料は、既に織物材料を使用した二次構造部品に多く採用されている。<br />
したがって欧州ではプレスフォーミングやコ・コンソリデーション技術はほぼ確立されて<br />
いると考えられる。日本において、これらの材料技術および<strong>成</strong>形技術を、いかに効率良く<br />
取り込むのかが大きな課題である。また適用部位を拡大し、かつ国際競争力を有する部品<br />
を供給するためには、更なるコストダウンを目的とした日本独自の<strong>成</strong>形方法の改善が必要<br />
であろう。<br />
3.3.2 一次構造部材<br />
胴体や主翼などの大型一次構造部材への適用を想定した場合、一次構造部材の自動<strong>成</strong>形<br />
に適した UD テープの開発およびそれに適した<strong>成</strong>形技術の開発が鍵となる。欧州では、新<br />
材料開発とともに脱オートクレーブツールや自動積層ダイレクトコンソリデーション技術<br />
の開発が進められている。熱硬化材料技術が<strong>成</strong>熟している日本にとって、設計/材料/<strong>成</strong>形<br />
分野が一体となって熱可塑材料一次構造部材の<strong>成</strong>立性を見極めることが重要である。<br />
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