平 成 1 9 年 度 熱可塑性樹脂複合材料の機械工業 ... - 素形材センター
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1.3.7 熱可塑性樹脂プリプレグの製造方法に関する課題<br />
熱硬化性プリプレグと比較し、熱可塑性プリプレグは、硬くてドレープ性がなく、タッ<br />
クも低く、プリプレグとしての取扱い性、加工性が極めて悪いのが現状である。これらを<br />
改良するため、種々の製造方法が開発され、各社から連続繊維系熱可塑性樹脂プリプレグ<br />
が上市されている。現状、連続繊維系熱可塑性プリプレグの製造コストは高く、特に炭素<br />
繊維を用いたプリプレグには、 PEEK 、 PEI 、 PPS のような高価な熱可塑性樹脂を用いた<br />
高付加価値プリプレグが適用されているに過ぎない。<br />
今後の連続繊維系熱可塑性プリプレグの市場拡大には、コンポジット<strong>成</strong>形プロセスの技<br />
術革新が必要であり、その<strong>成</strong>形プロセスに適した熱可塑性プリプレグが、今後のプリプレ<br />
グ製造方法のスタンダードになると言えよう。<br />
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