12.07.2015 Views

RedHawk Linux User's Guide version 6.3 日本語版

RedHawk Linux User's Guide version 6.3 日本語版

RedHawk Linux User's Guide version 6.3 日本語版

SHOW MORE
SHOW LESS

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

<strong>RedHawk</strong> <strong>Linux</strong> User’s <strong>Guide</strong>カーネル・デバッガ 12kdb 12NMI 割 り 込 み12みkdb <strong>Linux</strong>カーネル・デバッガは、プレビルト<strong>RedHawk</strong> “debug” カーネルで 提 供 されます。kdbデバッガは、プログラムがカーネル・メモリを 対 話 的 に 調 査 、カーネル 機 能 の 逆 アセンブル、カーネル・コードにブレークポイントを 設 定 、レジスタの 内 容 を 表 示 および 修 正 することが 可 能です。kdbは<strong>RedHawk</strong>デバッグ・カーネルでデフォルトで 構 成 されます。もしPAUSEキーが 押 された、またはシリアル・コンソールで「CTRL-A」が 入 力 された 場 合 、kdbはシステム・パニックを 自 動的 に 発 動 します。kdbはUSBキーボードを 一 部邪 サポートしますが、これが 信 頼 性 がないと 検 出 されると<strong>RedHawk</strong>デバッグ・カーネルはサポートしません。USBキーボードのシステム 上 では、シリアル・コンソールを 設 定 しシリアル・ポートを 通 してkdbを 使 用 することを 推 奨 します。シリアル・コンソールの 設 定 については 付 録 Hの 解 説 を 参 照 して 下 さい。NMIボタンを 所 有 するシステム 上 では、デバッグ・カーネルはkdbへ 入 り 終 了 時 にクラッシュ・ダンプを 取 り 込 むためにNMIボタンの 押 下 を 許 可 する 構 成 にすることが 可 能 です( 後 述 の「NMIボタン」セクションを 参 照 して 下 さい)。kdbへのkdumpコマンドはkdumpクラッシュ・ダンプを 要 求 するために 使 用 することも 可 能 です。「kdb=off」ブート・コマンドはkdbへのエントリを 無 効 にします。「kdb= early」ブート・コマンドはカーネルがブート 処 理 の 早 い 段 階 でkdbへ 入 ります。kdbの 利 用 に 関 する 情 報 はこの 文 書 の 範 囲 を 超 えています。/kernel-source/Documentation/kdbの文 書 を 参 照 して 下 さい。<strong>Linux</strong>のNMIウォッチドッグ 機 能 は、「ウォッチドッグ」NMI 割 り 込 みを 生 成 します。NMI(Nonmaskable Interrupts)は、たとえシステムがロックされた 状 態 でも 実 行 します。 周 期 的 なNMI割 り 込 みの 実 行 により、CPUロックやデバッグ・メッセージ 出 力 が 発 生 したかどうかをカーネルは 監 視 することが 可 能 です。NMIウォッチドッグ・サポートを 有 効 とするには、「nmi_watchdog=N」ブート・コマンド・ライン・パラメータが 必 要 です。「N = 1」の 時 、 各 CPUは 自 身 のNMIタイミングで 実 行 ( 現 在 この設 定 は 機 能 せず2へ 変 更 されます)し、「N = 2」の 時 、 生 成 されたNMIはブロードキャストを 介 して 全 CPUへ 送 信 されます。カーネルにモード(1または2)を 遥 択 させる「nmi_watchdog=-1」はx86_64カーネル 上 で 使 用 することが 可 能 です。デフォルトで、nmi_watchdogは<strong>RedHawk</strong>デバッグ・カーネル(i386ではnmi_watchdog=2、x86_64ではnmi_watchdog=-1)ではオン、 他 の 全 ての<strong>RedHawk</strong>カーネルではオフとなっています。NMIウォッチドッグ 機 能 に 関 する 更 なる 情 報 は、/kernel-source/Documentation/nmi_watchdog.txtで 見 ることが 可 能 です。12-8

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!