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RedHawk Linux User's Guide version 6.3 日本語版

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<strong>RedHawk</strong> <strong>Linux</strong> User’s <strong>Guide</strong>システム 構 成 2推 奨 されるCPU 構 成 2ハイパースレッディング 技 術 はシステムの 各 プロセッサ 内 で 並 列 処 理 を 提 供 することによりマルチプロセッシングを 補 いますが、デュアルもしくはマルチプロセッサに 置 き 換 わるものではありません。システムに 利 用 可 能 な2つの 論 理 CPUがあっても、 同 じ 量 の 実 行 リソースを 共 有 したままです。 従 って、 専 用 の 実 行 リソース 一 式 を 所 有 するもう1つの 物 理 プロセッサの 性 能 の 利 点 は、より 大 きな 性 能 レベルを 提 供 することです。これはデターミニスティックな 実 行 環 境 を 獲 得 するためにシールドCPUを 利 用 するアプリケーションにとっては 特 に 有 効 となります。上 述 したように 各 論 理 CPUは 完 全 な 構 造造 状 態 一 式 を 維 持 します。この(シブリングCPUによって 共有 されていない) 構 造造 状 態 は 汎 用 レジスタ、 制 御 レジスタ、 高 度 プログラマブル 割 り 込 みコントローラ(APIC)レジスタ、いくつかのマシン・ステータス・レジスタ(MSR)で 構 成 されます。 論 理 プロセッサはキャッシュ、 実 行 ユニット、 分 岐 予 測 、 制 御 ロジック、バスのような 物 理 プロセッサ上 の 殆 どのリソースを 共 有 します。 各 論 理 プロセッサはそれぞれの 割 り 込 みコントローラもしくはAPICを 持 っています。ハイパースレッディングが 有 効 であるか 無 効 であるかは 関 係 なく、 特 定の 論 理 CPUに 送 信 する 割 り 込 みはその 論 理 CPUだけで 処 理 されます。以 下 の 項 目 はハイパースレッドの 可 用 性 がシステム 全 体 に 影 響 を 及 ぼします。• システムは Intel Pentium Xeonプロセッサが 構 成 されている 必 要 があります。• カーネル 構 成 GUI 上 の「Processor Type and Features」にあるカーネル・チューニング・パラメータ X86_HTを 通 してハイパースレッディングを 有 効 にする 設 定 でなければなりません。ハイパースレッディングはすべての<strong>RedHawk</strong> i386プレデファイン・カーネルでは 規 定 値 で 有 効 となっています。• ハイパースレッディングを 利 用 するためにBIOSで 有 効 にする 必 要 があります。 必 要 に 応 じてBIOSの 設 定 に 関 するハードウェアの 資 料 を 参 照 してください。ハイパースレッディングは、シブリングCPUをダウン 状 態 にするためのcpu(1)コマンドを 使 ってCPU 毎 に 無 効 にすることが 可 能 です。 詳 細 はcpu(1)のmanページを 参 照 してください。ハイパースレッディングを 有 効 にすることで、ハイパースレッディングをサポートしていなかった<strong>RedHawk</strong> <strong>Linux</strong> 1.3より 前 にリリースされたバージョンが 動 作 中 の 以 前 のシステムでは、top(1)やrun(1)のようなコマンドはCPU 数 の2 倍 レポートすることに 注 意 してください。システム 全 体 でハイパースレッディングが 無 効 になっているとき、 論 理 CPUの 数 は 物 理 CPUの 数 と 等 しくなります。ハイパースレッディング 技 術 は 並 列 アプリケーションに 性 能 向 上 の 可 能 性 を 提 供 します。しかし、CPUリソースが1つの 物 理 CPUを 論 理 CPU 間 で 共 有 されている 様 式 であるため、 様 々なアプリケーションの 混 合 はパフォーマンスの 結 果 が 異 なることとなります。これはアプリケーションにデターミニスティックな 実 行 時 間 を 必 要 とするリアルタイム 要 件 がある 時 に 特 に 当 てはまります。 従って、 最 適遚 な 性 能 を 判 断 するために 様 々なCPU 構 成 でアプリケーションの 性 能 テストをすることがとても 重 要 になります。 例 えば、もし1 組 のシブリングCPU 上 で 並 列 に 実 行 可 能 な2つのタスクが 存 在 する 場 合 、 両 方 のシブリングCPUを 使 って 並 列 にそれらのタスクを 実 行 するために 必 要 な時 間 に 対 してシブリングCPUの1つをダウン 状 態 にしてそれらのタスクを 連連 続 で 実 行 するために必 要 な 時 間 を 必 ず 比 較 してください。ハイパースレッディングによって 提 供 されるユニークな 並列 処 理 の 優 位 性 をそれら2つのタスクが 得 られるかどうかを 判 断 できるでしょう。2-30

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