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・消費者の生物学的サンプルや個人の遺伝的データは、研究倫理委員会(REC)やそ
の他の関連する権限のある当局によって承認された研究に限定して使用されなけ
ればならない(HGC)
・事業者は、事業が適正であることを担保するために、独自の個人遺伝情報取扱審
査委員会を設置するか又は JBA 個人遺伝情報取扱審査委員会等第三者による認証
を受けるよう努力する(CPIGI)
D) 生物学的サンプルや遺伝情報の保管、廃棄等
今回調査したガイドライン・見解では、生物学的サンプルや遺伝情報の保管、廃棄
等は、セキュリティを確保した条件下で、法的・倫理的・専門的基準に従って行うべ
きとの記述が多い。また、生物学的サンプルや遺伝情報の保管、廃棄等に関する情報
(会社の経営変化時の扱いを含む)を、消費者に提供すべきとの意見も多い。
・遺伝子検査のための生物学的サンプルの使用・貯蔵・輸送・廃棄は、法的・倫理
的・専門的基準に従って行われなければならない。また、性質、目的及び保存の
最長期間について、特定する必要がある。また、生物学的サンプルの使用・保存・
輸送・廃棄は、セキュリティを確保した条件下で行なう必要がある(HGC)
・生物学的サンプルは、そこから得られる情報のセキュリティと秘密保持が確保で
きる条件でのみ、使用と保存が認められる(OECD)
・遺伝子関連検査のために収集した検体試料の使用、保管、移転及び廃棄は、法的・
倫理的・専門的規範に則って行われなければならない(JCCLS)
・DTC 遺伝子検査を提供する会社は消費者に対し、そのプライバシーを守り、データ
の機密性を保持し、そのセキュリティを守るための手法を伝えると共に、検査が
終わったらサンプルとデータをどうするかを説明し、会社が売却されたり破産し
たりしたときにサンプルとデータがどうなるかの明確なプランを示さなければな
らない(ESGH)
・インフォームド・コンセントの文書に盛り込む内容;試料の取扱い、個人情報の
取扱い、検査後の試料の取扱い(CPIGI)
・遺伝子検査供給業者が取引を停止する場合は、消費者の生物学的サンプルを確実
に廃棄するか、あるいは消費者から得られた同意の内容に従って、その責任を移
転させるように図る必要がある(HGC)
・多因子コモン・ディディーズの罹患性に関する遺伝子検査を提供するすべての会
社は、消費者がその検査を購入する前に…以下の情報を…消費者が入手できるよ
うにすべきことを提言する。データのセキュリティに関する取り決め(会社の管
理が変わる場合も含めて)
E) 匿名化による安全管理措置
個人遺伝情報を保護するための匿名化による安全管理措置については、CPIGI と
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