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洩、検査用サンプルの取り違え等が起こる可能性があります。このような点について、
適切な対策を取り、それを消費者に説明している会社を選択すれば安心です。
⑤遺伝子検査の結果を基に、商品やサービスを販売しようとする会社があります。その商
品やサービスに、どの程度の科学的根拠があるのか、遺伝子検査実施の後に、商品やサ
ービス購入を拒否することが容易か、代替の商品やサービスがあるか、などの情報を提
供している会社は、信頼性が高いと考えられます。
⑥血縁関係の検査の結果は、本人のみならず、血縁者にとっても重要な意味を持ちます。
知らないほうが良い事実を知ることもあり得ます。この点をきちんと考え、家族とも相
談した上で、検査を受けるかどうか判断してください。信頼できる血縁関係の検査会社
は、このような相談にも真摯に対応してくれるはずです。
血縁関係の検査では試料の取り違えなどの間違いがないことが非常に重要です。事業者
と対面で説明し同意文書を交わすこと、事業者又はその代理人が直接試料を採取するこ
とでそうした間違いを回避することができます。ただ、「試料(爪、唾液など)を送っ
てくれば検査します」というような事業者には不安が残ります。
2.遺伝子検査受検を決断したならば (事業者選定のチェックポイント)
ホームページ、パンフレットなどの最初の目に付くところに、次のような事がはっきり
と書かれているかチェックしてください。チェックの欠ける事業者より、多くのチェック
の付く事業者をお勧めします。
◎親子鑑定・血縁鑑定のための遺伝子検査の場合
□ 直接面談して事前説明が行われ、同意を確認の上で検査を進める
□ 検査実施のためには、検査の結果の影響が直接及ぶ人の同意書を必要とする
□ 検査のための試料(血液、毛髪、爪など)は本人から事業者又は代理人が直接採
取する
□ 検査の結果はご本人以外にも影響を及ぼすので、慎重に判断することを勧める
□ 事業を進めるに当たって準拠しているガイドラインの名前
□ 個人遺伝情報取扱のガイドラインに従っている
□ 遺伝子の検査をする場所又は機関名が明示されている
□ 検査の前後でカウンセリングなど相談に乗る仕組みがある
◎親子鑑定・血縁鑑定以外の遺伝子検査の場合
□ 検査の結果得られる判定は医師の診断ではない
□ 検査の結果からの判定は同じ遺伝子の特徴を持っている人たちの間での一般的
傾向を述べるだけである
□ 事前に書面による詳細な説明があり、同意を確認した後に検査を進める
□ 判定の根拠及び同意書の内容を見る事の出来るホームページアドレス
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