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ESHG、ABC である。ASCO は臨床的有用性が認められる遺伝子検査は、対象者を広げ、<br />
また、Medicare や Medicaid でのカバーを拡大すべしとの積極的な考えである。一方、<br />
ESHG は、臨床的有用性に加えて質保証のクライテリア等に合致した検査のみ、社会保<br />
障制度による保証が行なわれるべきと主張している。また、ABC はインターネットを介<br />
した多因子疾患の罹患性検査が増加すると、その結果の解釈相談等で公的医療制度が<br />
使われる可能性があり、結果として他の患者が恩恵を受けるはずである公的医療制度<br />
に影響を与えることを示唆している。<br />
・臨床的有用性が認められている遺伝子検査や予防的ケアについては、第三者によ<br />
る償還が拡がることに賛成である。歴史的にあまり顧みられなかったグループが<br />
検査を受けることを可能とする方策を採るべきである。そこには Medicare や<br />
Medicaid がカバーする範囲を広げること、検査の取り込みや有効性を増やすため<br />
の新規でかつ文化的にセンシティブなアプローチが含まれている(ASCO)<br />
・健康に関する欧州連合加盟国のオーソリティーや規制当局によって確立されたク<br />
ライテリアと、品質に関するクライテリアを満たした場合のみ、遺伝子検査をヘ<br />
ルスケア制度に持ち込むべきである。臨床的有用性が証明されたかそれが明らか<br />
である遺伝子検査のみ、社会保障制度による保証が行なわれるべきである。その<br />
ような検査に対する公平なアクセスも重要である(ESHG)<br />
・インターネットを介した多遺伝子・多要素疾患の検査には、「分配の公正」の問題<br />
が含まれている。例えば、検査結果の解釈で助けを求めている人や、予防的な措<br />
置を取るためにアドバイスを求めている人は、彼らの家庭医と相談する可能性が<br />
あり、それは公的医療制度で支払われる。このようなコンサルテーションは、他<br />
の患者に使う時間を奪う事になるかも知れない(ABC)<br />
⑩検査結果を基にした 2 次的サービス提供<br />
遺伝子検査の結果を基に、薬やダイエット食品の販売や運動指導等の 2 次的サービ<br />
ス提供に関して言及しているのは、ASHG、ESHG、HGC、CPIGI である。ESHG はこのよう<br />
な行為に不賛成の立場を明言している。一方、ASHG、HGC、CPIGI は、2 次的サービス<br />
を提供するのなら、その科学的根拠や代替法等の開示を求めている。<br />
・検査結果に基づいて、ライフスタイルの変更、栄養療法、薬物治療、その他の治<br />
療を提言しようとする会社は、検査を受けた人がそのような処置を実施した場合<br />
と、実施しなかった場合の効果に関して、臨床的な証拠を開示しなければならい<br />
(ASHG)<br />
・検査提供会社(あるいは他の会社)が、薬やビタミンや補助栄養食品を販売する<br />
ために、個人の詳細情報や遺伝情報を用いることは賛成できない(ESHG)<br />
・検査結果に基づいて、遺伝子検査供給業者が消費者に栄養剤やサプリメントなど<br />
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