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資料9 遺伝子別 能力検査内容に関連した文献調査結果
1.ACE
遺伝子名 検査目
検査内容に関連した科学的事実
略称 フルネーム 多型 的 関連論文
論文・筆頭著者と
記載内容
の概数
その所属・論文タイトル 方法 結果
ACE ACE: rs179975 持久力 “ACE” J Physiol Sci. 2010 Sep;60(5):325-30
●評価方法
・I/D ヘテロ接合体を持つア
2
AND
持久力の評価→5000m 走及びフルマ スリート群と一般人の頻度
Angiotensin
I Converting Delection
“enduranc
e” Association between the angiotensin
ラソンのタイム
●対象者
→0.27:0.44(p=0.55)
I/I、D/D については有意差
Enzyme 1 /Insertion
variation
AND
“gene”
I-converting enzyme gene insertion/deletion
polymorphism and endurance running speed in
人種:日本人男性
特徴:オリンピック選手を含むアスリー
なし
・5000m 走の速度→I/I+I/D
:-/ATA
Japanese runners.
ト選手及び一般人
群に比べ I/D+D/D 群が有
‥
=72
人数:アスリート選手 37 名、一般人 意に速い(p=0.023)
I/I
Tobina et al.
335 名
・I/I、I/D、D/D 群間の比較
では有意差なし
I/D
“ACE”
マラソン速度→I/I 群に比べ
D/D
AND
“rs179975
2”
Graduate School of Sports and Health
Science, Fukuoka University, 8-19-1
Nanakuma, Jonan-ku, Fukuoka, 810-0180,
D/D 群が優位に速い
(p=0.005)
=12 Japan.
Appl Physiol Nutr Metab. 2009
Oct;34(5):926-32.
Is there a gender difference between ACE
gene and race distance?
Min SK et al.
Graduate School of Health and Sport Science,
Nippon Sport Science University, Tokyo,
Japan.
Nature. 1998 May 21;393(6682):221-2.
Human gene for physical performance.
233
●評価方法
陸上選手のレース競技での専門距離
●対象
人種:アジア人(日本人)
特徴:大学の陸上部所属
人数:277 名(男性 176 名女性 101 名、
平均年齢 19.7 歳)
短距離群(≦200m)107 名・中距離
(400-800m)62 名・長距離群(≧
1500m)108 名。
●評価方法
・登山家
・軍人における、15kg のバーベルの肘
屈曲運動の継続時間
●対象
人種:白人(イギリス人)
・男性選手における検討→
I/D と短距離群:p=0.004、
I/D と長距離群:p=0.030、I/I
と長距離群:p=0.001
・女性選手における比較→
統計的に有意な結果は得
られなかった。
I/I のホモ接合体は耐久性
に秀でる登山家に相対的
に多くみられた。
・英国軍人における肘屈曲
運動の継続時間は、I/I や
I/D の遺伝子型では統計的