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2.消費者向け
下記のような消費者向けメッセージを準備してインターネットその他の手段で公告する
ことを提案したい。
表題(例) 「遺伝子検査受けようとする貴方に;
検査を受ける前に、まず確認してほしいこと」
1.遺伝子検査受診決断と事業者選定の前に
遺伝子検査には、病気にかかっているか・遺伝病の可能性があるかなど、診断を目的と
する検査と、それ以外の検査(体質検査、病気にかかりやすさの検査、親子などの血縁関
係検査その他)があります。この中で、診断を目的とする検査は高度の専門知識を必要と
するので、医師の指揮・監督のもとで行うべきです。
それ以外の検査を受検する場合は、受検の実施及び事業者の選定をご自分で判断し、決
定しなければなりません。事業者を決める前にまず以下のポイントをご覧ください。
①病気にかかりやすさの検査から得られる結果は、診断ではありません。ある疾患にかか
る確率を、相対的な数字として表したもので、あなたが疾患にかかっているかどうかの
判断(診断)とは異なるものです(*)。検査を受ける場合は、この点をきちんと理解
しておくことと、そのことを説明している会社を選ぶと良いでしょう。また、その確率
をどのように導き出したかの科学的根拠を、正確かつわかりやすく説明している事業者
を選ぶことが必要でしょう。
(*:確率と言うことは、天気予報でおなじみの言葉です。「降水確率 30%」と予報が出
たときに傘を持って出かけるかどうかは貴方の判断です。たとえ確率 30%でも、貴方は
雨に降られるかもしれません!)
②更に、①で言う「確率」というのは、集団同士を比較したときに見えてくる違いに基づ
いて言っています。集団の中の個人のことまで言えるものではありません。したがって、
あなた個人の確率とは異なることを知っておいてください。
(試験の成績であなたのクラスの平均点が隣のクラスの平均点よりも高いとしても、あ
なたの成績と隣のクラスの誰かを比べた時に、必ずしもあなたの方が成績が良いとは言
えないようなものです。)
③体質検査として提供されている中には、様々なものがあります。髪の毛や眼の色、肥満
しやすい体質、知的能力や運動能力などが代表的なものですが、病気にかかりやすさの
検査に近いものが混じっている場合もあります。検査の結果次第では、検査を受けた人
の生活や将来や精神状態に大きな影響があると考える場合には、検査を受ける前に遺伝
子や健康に詳しい専門家と相談することをお勧めします。
④インターネットや郵送による検査では、輸送中の検査用サンプルの劣化、個人情報の漏
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