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Glyphs 2.3

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originという 名 前 のアンカーがあればそこが 基 準 になります。コンポーネ<br />

ントを 使 ってセリフを 作 るときには、この 手 法 を 使 うと 便 利 です。<br />

8.1.11 コンポーネントのネスティング( 入 れ 子 )<br />

<strong>Glyphs</strong>ではコンポーネントを 入 れ 子 にすることが 可 能 です。 例 えば2つの<br />

dotaccentcomb をコンポーネントとしてdieresiscomb のグリフを 作 成<br />

し、それを 使 ってadieresis(ä)などの 発 音 記 号 付 き 文 字 を 作 ることがで<br />

きます。<br />

入 れ 子 になったコンポーネントは、アンカーの 情 報 を 大 元 のベースグ<br />

リフから 引 き 継 ぎます。 発 音 記 号 を 組 み 合 わせる 際 なども、 特 に 新 しいア<br />

ンカーを 設 置 する 必 要 はありません。 例 えばoslashacute(アキュート 付<br />

きø)を 作 る 場 合 、oslash がoとslashlongcomb をコンポーネントして<br />

いるのであれば、acute の 位 置 合 わせにはo のアンカーが 再 利 用 されると<br />

いうことです。そのためoslashにあらためてアンカーを 設 置 する 必 要 はあ<br />

りません。アンカーを 設 置 した 場 合 は、そちらが 優 先 して 使 われます。<br />

8.1.12 優 先 される 発 音 記 号 のグリフ 名<br />

発 音 記 号 のコンポーネントグリフを 生 成 する 際 、<strong>Glyphs</strong> は 文 字 グリフと<br />

同 じサフィックスを 優 先 します。 例 えばadieresiscomb.sc(Ä のスモー<br />

ルキャップ)を 生 成 する 場 合 、dieresiscomb.sc(スモールキャップ 専 用<br />

にデザイン 調 整 されたdieresiscomb)がフォント 内 に 存 在 する 場 合 、 通<br />

常 のdieresiscomb(スモールキャップ 用 ではないもの)ではなくそちら<br />

を 優 先 して 使 います。<br />

大 文 字 用 の 発 音 記 号 には.caseのサフィックスが 使 われます( 例 :Ö を<br />

生 成 する 際 、dieresiscomb.caseがあればdieresiscombではなく 前 者 が<br />

使 われます)。<br />

i やjの 発 音 記 号 付 きグリフでは、 通 常 ドットが 外 されます。このため、<br />

合 成 用 にidotless(ドット 無 しi)とjdotless(ドット 無 しj)を 必 ず 用 意<br />

しておいてください。また、i とjの 発 音 記 号 付 き 文 字 グリフでは、その 字<br />

幅 の 狭 さゆえに 発 音 記 号 が 隣 り 合 う 文 字 とぶつかってしまうことがありま<br />

す。それを 避 けるために 幅 の 狭 い 発 音 記 号 を 用 意 しておくことがあります。<br />

<strong>Glyphs</strong> はこれを 理 解 しており、「.i」または「.narrow」というサフィッ<br />

クスの 付 いた 発 音 記 号 が 存 在 すれば、それをiとj 専 用 のものと 判 断 して 優<br />

先 的 に 使 用 します。また 狭 いバージョンの 発 音 記 号 グリフはOpenTypeに<br />

よるccmp(ダイナミック 合 成 )のフィーチャーにも 自 動 的 に 使 用 される<br />

ようになります。<br />

8.1.13 アンダースコアで 始 まるグリフ 名 のコンポーネント<br />

部 品 用 コンポーネントなど、 出 力 時 に 含 めたくないグリフの 名 前 はアン<br />

ダースコアで 開 始 することをお 勧 めします( 例 :_serifBottomLeft や_<br />

<strong>Glyphs</strong>ハンドブック2016 年 11 月 版<br />

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