Glyphs 2.3

きます。また、「グリフ > 画 像 を 追 加 …」(option + shift+command+I)
で 表 示 されるダイアログでは 複 数 の 画 像 を 選 択 し、 選 択 中 のマスターの 各
グリフに 配 置 することも 可 能 です。この 場 合 、 用 意 した 画 像 を 目 的 のグリ
フに 配 置 するためには 画 像 のファイル 名 がグリフ 名 と 一 致 している 必 要 が
あります。 例 えば2つの 画 像 のファイル 名 がThorn.pngとthorn.jpegだっ
た 場 合 、それぞれ 自 動 的 に 大 文 字 のThorn と 小 文 字 のthorn のグリフに
配 置 されることになります(ただしOSXのファイルシステムは 大 文 字 と 小
文 字 の 区 別 を 付 けないため2つのファイル 名 をThorn.png、thorn.pngと
すると 同 じフォルダに 保 存 できません。 先 の 例 のように 異 なるファイル 形
式 で 保 存 するか、フォルダを 分 ける 必 要 があります)。
Glyphs ファイルには 画 像 は 含 まれず、 画 像 ファイルへの 相 対 パスの
みが 保 存 されます。そのため、 画 像 はGlyphs ファイルとなるべく 近 い 階
層 のフォルダに 保 存 しておくのが 理 想 です。 画 像 が 移 動 したり 改 名 された
りなどの 理 由 でパスが 不 正 の 場 合 、 画 像 不 明 のアイコンが 表 示 されます。
画 像 の 表 示 / 非 表 示 を 切 り 替 えるには「 表 示 > 画 像 を 表 示 」をチェックしま
す。ただしレイヤーにアウトラインもコンポーネントもない 状 態 では、「 表
示 > 画 像 を 表 示 」がチェックされていなくても 画 像 は 必 ず 表 示 されます。
OpenTypeフォント 出 力 時 に 画 像 ファイルは 無 視 されますが、Apple
方 式 のカラーフォントを 出 力 する 場 合 は 使 用 されます。 詳 細 は「13.4 Apple
カラーフォント」(p.152)を 参 照 してください。
3.11.2 画 像 の 調 整
初 期 状 態 では、 画 像 はDTP ポイントがフォントのユニットと 合 致 するサ
イズで、 左 下 端 が 原 点 に 揃 うように 配 置 されます。 大 量 の 画 像 を 扱 う 場 合
は 前 もって 画 像 サイズを 計 算 して 統 一 しておきましょう( 例 えば72dpiで
1000ピクセル 四 方 の 画 像 は 無 調 整 で 全 角 サイズになります)。
画 像 はドラッグ 移 動 することができます。また、バウンディングボッ
クスをドラッグして、あるいは 拡 大 縮 小 ツール(S)により 画 像 サイズを
変 更 することができます(shift キーを 押 しておくことで 縦 横 比 が 保 持 さ
れます)。 回 転 ツール(R)で 画 像 を 回 転 することもできます。パレットの
「 変 形 」 操 作 は 画 像 に 対 しても 適 用 できます。
Glyphsハンドブック2016 年 11 月 版
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