Glyphs 2.3
Glyphs%20%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%202.3
Glyphs%20%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%202.3
You also want an ePaper? Increase the reach of your titles
YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.
Adobe のアプリケーションでヒンティング 結 果 をテストしましょう。<br />
テストのテキストを 打 って、 少 ないピクセルで 表 示 されるようにズームア<br />
ウトします「3.12.7 Adobe アプリケーションでのプレビュー」(p.46)。<br />
次 にシステム 環 境 設 定 の「アクセシビリティ」にあるズーム 機 能 を 使 って、<br />
そのテキストを 拡 大 してヒンティングの 結 果 を 確 認 しましょう。 必 要 に 応<br />
じてフォント 情 報 から 設 定 を 変 更 したり、 特 に 問 題 のあるグリフを 手 動 で<br />
ヒンティングして 再 出 力 、 確 認 する 作 業 を 繰 り 返 します。 手 動 のヒンティ<br />
ングに 関 しては「10.4 グリフレベルの 手 動 ヒンティング」(p.126)を 参<br />
照 してください。<br />
10.3.1 フレックス・ヒント<br />
もしフォントに 緩 やかに 凹 んだセリフやステムがある 場 合 、オートヒンター<br />
は 自 動 的 にフレックス・ヒントと 呼 ばれるヒントを 付 加 し、 浅 いカーブを<br />
低 解 像 度 下 で 平 坦 にしてくれます。フレックス・ヒントはフォント 出 力 時<br />
に 自 動 で 追 加 され、 手 動 で 追 加 することはできません。これが 設 定 される<br />
には 以 下 の 条 件 を 満 たしていなければいけません。<br />
まずblueShiftの 値 が、これらのディテール + 1ユニットの 値 に 指 定 され<br />
ていること。 例 えば 凹 型 のセリフのへこみが5ユニットであれば、blueShift<br />
は6 以 上 にすべきです。<br />
2つ 目 に、アウトラインの 条 件 がいくつかあります。 凹 み 曲 線 の 形 状<br />
は3つのオンカーブポイントから 構 成 される2つのセグメントでなければい<br />
けません。2つのセグメント 形 状 は 対 称 である 必 要 はありません。 縦 方 向<br />
の 場 合 、1つめと3つめのポイントは 同 じx 座 標 (Optima のIのようなス<br />
テム 形 状 の 上 端 と 下 端 のポイントが 同 じx 座 標 )、または 横 方 向 の 場 合 はy<br />
座 標 (PalatinoのTのようなセリフの 右 端 と 左 端 が 同 じy 座 標 )に 並 んで<br />
いる 必 要 があります。 最 大 4 本 あるハンドルは 完 全 に 垂 直 や 水 平 になって<br />
いる 必 要 はありませんが、3つのオンカーブポイントは 極 点 でなければい<br />
けません。 曲 線 の 深 さの 限 界 は20ユニットです。<br />
最 後 に 曲 線 のセリフの 場 合 、3つのポイントがアラインメントゾーン<br />
に 確 実 に 収 まっているのが 理 想 的 です。 最 高 の 結 果 を 得 るには、2 番 目 の<br />
ポイント( 中 心 )をフラット・エッジ、つまりゾーンの 目 標 の 高 さにぴっ<br />
たりと 乗 せましょう。そして 両 端 のポイントはアラインメントゾーン 内 に<br />
フレックス・ヒント:ポイント1と<br />
3は 全 く 同 じ 高 さに 揃 っていてアラ<br />
インメントゾーンの 内 側 にあり、ポ<br />
イント2はゾーンのフラット・エッ<br />
ジに 乗 っている 必 要 があります。ハ<br />
ンドルは1~3 番 までのポイントの<br />
空 間 を 超 えてはいけません(1~3<br />
番 のポイントはいずれも 極 点 でなけ<br />
ればいけません)。<br />
存 在 している 必 要 があります。つまり 下 図 のように 曲 線 状 のセリフがベー<br />
スラインにある 場 合 、 両 端 のポイントは 曲 線 の 深 さの 分 だけベースライン<br />
から 下 のボトムゾーンに 存 在 している 状 態 だということです。<br />
1 2 3<br />
ベースライン<br />
ゾーン<br />
<strong>Glyphs</strong>ハンドブック2016 年 11 月 版<br />
125