Glyphs 2.3

9 スペーシングとカーニング
9.1 スペーシング
左 右 のサイドベアリング 値 は 英 語 版
ではleft sidebearingとright
sidebearingの 略 としてLSB、RSB
と 表 記 しています。 日 本 語 版 では 左
サイドベアリング、 右 サイドベアリ
ング、または 省 略 表 記 として 左 SB、
右 SBとします。
スペーシングとはテキストの 均 一 なリズムを 生 み 出 すためにサイドベアリ
ングを 調 整 する 作 業 のことです。スペーシングには 特 に 決 まったルールは
ありません。しかし 等 幅 フォントなどの 例 外 を 除 けば、 形 が 似 たグリフで
はサイドベアリングも 近 い 値 になるべきです。 例 えば 通 常 D の 左 側 はHと
同 じ、 右 側 はOのようなサイドベアリング 値 にすべきです。
編 集 ビューでは、 高 さや 幅 の 情 報 を 確 認 できるボディの 表 示 / 非 表 示
を「 表 示 > メトリクスを 表 示 」(shift+command + M)で 切 り 替 えられ
ます(テキストツール、てのひらツールの 場 合 を 除 き、 初 期 状 態 では 表 示
されています)。
9.1.1 スペーシングのショートカット
左 側 にあるcontrolキーで 左 サイド
ベアリング、 右 側 にあるcommand
キーで 右 サイドベアリングを 調 整 す
る、と 覚 えると 良 いでしょう。
テキストモード(T)では、キーボードショートカットで 現 在 のレイヤー
のサイドベアリングを 調 整 することができます。control キーを 押 したま
ま 右 や 左 の 矢 印 キーを 押 すと 左 サイドベアリング 値 を 増 減 することができ、
commad キーと 矢 印 キーで 同 様 に 右 サイドベアリング 値 を 増 減 できます
(これに 伴 いグリフ 幅 も 増 減 します)。なお、shiftキーも 押 したまま 操 作 す
ると10 単 位 での 調 整 が 可 能 です。controlキーとcommandキーの 両 方 を
押 しながら 右 の 矢 印 キーを 押 した 場 合 は 左 サイドベアリング 値 が 増 加 、 右
サイドベアリング 値 が 減 少 し、 実 質 的 にグリフが 右 方 向 に 移 動 することに
なります(グリフ 幅 は 保 たれます)。 左 の 矢 印 キーだと 逆 方 向 への 移 動 とな
ります。
なお、 左 サイドベアリングを 調 整 するショートカット(controlキー +
左 右 矢 印 キー)は、OSX 標 準 の「 左 ( 右 )の 操 作 スペースへ 移 動 」ショー
トカットと 競 合 しています。これはシステム 環 境 設 定 で 変 更 または 無 効 化
できます。
Glyphsハンドブック2016 年 11 月 版
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