Glyphs 2.3

4.5.1 変 形 の 基 準 点
パスの 整 列 とブーリアン 処 理 を 除 く 各 変 形 機 能 では、 基 準 点 に 基 づいてパ
ス( 一 部 のパス、あるいはすべてのパス)やコンポーネントを 変 形 します。
なお、パスやコンポーネントを 選 択 せずに 変 形 を 実 行 した 場 合 、すべての
パスとコンポーネントが 変 形 の 対 象 となります。
基 準 点 はセクション 最 上 部 で 設 定 します。
選 択 したパスの 相 対 的 な 位 置 を 基 準 点 とする 場 合 は 左 側 のマトリクス
を 使 用 します。 情 報 パネルと 同 様 に「 右 下 」や「 中 心 」などの9 箇 所 から
基 準 点 を 選 択 してください。
編 集 ビューの 任 意 の 座 標 を 基 準 点 とする 場 合 は、 的 のアイコン ◆originpを 選
択 します。この 結 果 、 編 集 ビュー 内 に 基 準 点 が 表 示 されます。 基 準 点 を 任
意 の 位 置 に 置 くためには、 回 転 ツール(R)または 拡 大 縮 小 ツール(S)に
切 り 替 えて 編 集 ビューの 任 意 の 地 点 をクリックしてください。
フォント 情 報 のメトリクス 情 報 (ベースラインや、ハイト、キャップ
ハイトなど)に 基 づく 点 を 基 準 点 とする 場 合 、◆originmアイコンから 任 意 の 点
をクリックして 選 択 します。
Tip: 小 文 字 n のコンポーネントを
水 平 垂 直 反 転 するか180° 回 転 する
ことで 小 文 字 u をすぐに 作 ることが
できます。このとき、 選 択 範 囲 の 中
心 を 基 準 点 とするとオーバーシュー
トによるズレが 生 じます。これを 避
けるにはxハイトの 中 心 を 基 準 点 と
します。
選 択 範 囲 を 半 分 に 縮 小 したい 場 合 、
100と 入 力 して 縮 小 ボタンをクリッ
クするか、50と 入 力 して 拡 大 ボタ
ンをクリックします。
4.5.2 反 転
パスやコンポーネントを、 基 準 点 を 軸 として 垂 直 または 水 平 に 反 転 します。
コーナーコンポーネントを 反 転 させると、 吸 着 先 のコーナーの 左 右 関 係 が
入 れ 替 わります。
4.5.3 双 方 向 適 用 可 能 な 変 形
拡 大 縮 小 、 回 転 、 傾 斜 は、それぞれ 数 値 入 力 欄 の 左 右 にボタンがあります。
これらは 互 いに 逆 方 向 に 作 用 するボタンです。これにより、 一 度 適 用 した
変 形 を 逆 のボタンで 戻 すことができます。ただしグリッドが 有 効 になって
いる 場 合 は(「7.5.1 グリッドの 間 隔 とグリッド 細 分 」、p.94)、 変 形 値 が
四 捨 五 入 されるので 逆 作 用 ボタンを 押 しても 全 く 同 じ 状 態 には 戻 りません。
拡 大 縮 小 ではx 方 向 、y 方 向 の 値 を 設 定 することができます。◆unlock◆ アイ
コンをロック◆lock◆すると、y の 値 は 自 動 的 にx と 同 じになります。◆scale◆ ボタン
を 押 すと、 設 定 値 どおりに 拡 大 します(100だったものを 設 定 値 20%で 拡
大 すると120になります)。 一 方 、◆unscaleボタンを 押 した 場 合 は 設 定 値 どおりに
縮 小 するわけではなく、 拡 大 ボタンの 逆 の 操 作 が 実 行 されます(120だっ
たものを 設 定 値 20%で 縮 小 すると100となります)。これにより、 双 方 の
ボタンで 拡 大 の 取 り 消 しとやり 直 しが 可 能 になるわけです。
回 転 と 傾 斜 ボタンもどんな 選 択 対 象 にも 適 用 できます。ここでも 左 右
のボタンは 互 いの 逆 の 働 きをします。
4.5.4 整 列
整 列 ボタンはパス( 一 部 のパス、あるいはすべてのパス)およびコンポー
Glyphsハンドブック2016 年 11 月 版
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