Glyphs 2.3

(p.100)を 参 照 してください。「origin」という 名 前 のアンカーがレイヤー
内 にある 場 合 、その 位 置 が 通 常 のパスのポイントとの 整 列 の 基 準 座 標 とし
て 使 われます(「3.3.6 整 列 」、p.21)。
サードパーティー 製 のスクリプトやプラグインの 中 にはアンカーを 多
用 するものもあります。 詳 細 はそれぞれに 付 属 の 解 説 を 参 照 してください。
3.4.2 リガチャー 用 キャレット
リガチャー( 合 字 ) 用 のキャレット 位 置 とは、 合 字 が 表 示 された 時 にテキ
ストカーソルが 表 示 されるべき 位 置 のことです。2 文 字 のリガチャーのグリ
フでは「caret_1」と 名 のつくアンカーがベースライン 上 に 置 かれ、3 文 字
以 上 のリガチャーでは「caret_2」「 caret_3」などが 追 加 されていきます。
アンカー 名 は 同 名 のものが 複 数 存 在 してはいけませんが 数 字 の 順 番 は 関 係
ありません。GDEFOpenTypeテーブルのLigatureCaretByPosに 従 って、
座 標 のみを 参 照 してキャレット 位 置 と 順 番 が 決 まります。
caret_1
Glyphsがリガチャーとして 認 識 するグリフに「グリフ > アンカーを 自 動
設 置 」(command+U)を 実 行 すると、 必 要 なアンカーが 挿 入 されます。
リガチャーとして 認 識 するグリフとは、s_t やf_f_l など、 複 数 のグリフ 名
がアンダースコア 区 切 りで 連 なったグリフのことです。 詳 細 は「6.6 グリ
フ 名 とUnicode」( p.76)を 参 照 してください。
このハンドブックの 執 筆 時 点 ではCocoaのテキストエンジンを 使 用 す
るMacアプリケーションのみがキャレットアンカーを 参 照 します。Adobe
とMicrosoftのアプリケーションはこの 情 報 を 無 視 します。
3.4.3 アンカーの 追 加 、 編 集 、 削 除
編 集 中 のグリフ 内 で 右 クリック(またはcontrol + クリック)して 表 示 さ
れるコンテクストメニューから「アンカーを 追 加 」を 選 択 すると、そこに
「new anchor」という 名 前 のアンカーが 追 加 されます。 追 加 時 にはテキ
スト 入 力 モードになっており、 即 座 に 名 前 を 入 力 できます。 選 択 解 除 後 で
も、あらためてアンカーをダブルクリックして 名 前 を 入 力 できます。また、
アンカーを 選 択 すると 情 報 パネルにアンカー 名 が 表 示 されますので、これ
Glyphsハンドブック2016 年 11 月 版
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