Glyphs 2.3

Tip: もし 二 つの 異 なるコードポイ
ントから 一 つのグリフにアクセスし
たい 場 合 は、 単 純 に 二 つグリフを 用
意 したほうがベターです。
14.3 Unicode 値 の 重 複
既 存 のフォントには 間 違 って 同 じUnicode 値 を 持 った 複 数 のグリフが 存
在 する 場 合 があります。このようにダブルエンコーディングされたフォン
トを 読 み 込 む 際 、Glyphs は 警 告 を 出 します。すべてのグリフを 選 択 して
「フォント > グリフ 情 報 を 更 新 」を 選 ぶと 多 くの 場 合 は 解 消 できます。
また 逆 に、 単 体 のグリフが2つのUnicode 値 を 持 っているフォントを
読 み 込 む 場 合 は、Glyphs はグリフ 名 から 判 別 して 自 動 的 にこれを 解 消 し
ます。この 問 題 は 特 にギリシャ 文 字 の 大 文 字 デルタΔとオメガΩによく 起 こ
ります。ΔはU + 3094(グリフ 名 Delta)であるべきですが、 数 学 のラプ
ラス 作 用 素 の 記 号 U + 2206(グリフ 名 increment)になっていることが
あります。ΩはU + 03A9(グリフ 名 Omega)であるべきですが、オーム
の 記 号 U + 2126(グリフ 名 Ohm)が 割 り 当 てられている 場 合 があります。
14.4 OpenTypeのフィーチャーコード
フォント 書 き 出 し 時 にOpenTypeフィーチャー 関 連 のエラーが 発 生 した 場
合 、もし 作 業 中 のフォントのOpenType フィーチャーが 完 全 に 自 動 生 成
機 能 のみで 作 られていれば、フォント 情 報 の「フィーチャー」タブの「 自
動 」と「コンパイル」ボタンをクリックすることで 再 生 成 して 解 消 するこ
とができます。
GlyphsはFDK でのコンパイルで 起 きたエラーをできるだけエラーダ
イアログとして 表 示 します。また 具 体 的 にどのフィーチャーのどの 行 で 問
題 が 起 きたのかもできるだけ 報 告 します。この 場 合 、エラーダイアログに
は「 表 示 」ボタンが 現 れます。これをクリックすると、Glyphs は 即 座 に
問 題 のある 行 に 案 内 します。 例 えば 以 下 のようなエラーが 起 きる 可 能 性 が
あります:
「Contextual substitution clause must have a replacement
rule or direct lookup reference.」この 場 合 、おそらくグリフ 置 き 換 え
(GSUB) 系 のフィーチャーでby を 書 くのを 忘 れたかスペルミスしたのだ
と 考 えられます。
「DFLT script tag may be used only with the dflt language
tag.」これは 文 字 タグ(script tag)を 先 に 書 くのを 忘 れて 言 語 タグ
(language tag)を 書 いてしまったのでしょう。 例 えば、「language DEU;」
と 書 く 前 に「script latn;」と 書 いておく 必 要 があります(ドイツ 語 であ
ることを 宣 言 する 前 にラテンアルファベットであることを 宣 言 しなければ
いけません。1つの 言 語 が 違 う 文 字 で 書 かれることもあるからです)。
「“Feature” statement allowed only in ‘aalt’ feature.」これはお
そらくフィーチャーコードをプレフィックスの 部 分 に 書 き、それを 適 切 に
閉 じるのを 忘 れているに 違 いありません。
「Glyph xxxx not in font.」 存 在 しないグリフをフィーチャー 内 で
使 った 場 合 に 表 示 され。エラーメッセージではどのグリフが 存 在 しないの
Glyphsハンドブック2016 年 11 月 版
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