Glyphs 2.3

PostScriptヒンティング」(p.121)を 参 照 してください。
7.2.4 アラインメントゾーン
アラインメントゾーンは、 低 解 像 度 でフォントが 表 示 される 場 合 に 些 細 な
高 低 差 が 強 調 されないよう 整 列 させるために 存 在 します。アラインメント
ゾーンの 設 定 はフォントが 出 力 される 際 のオートヒンティング 処 理 に 重 要
な 役 割 を 果 たします。アラインメントゾーンは 低 解 像 度 表 示 時 に 整 列 すべ
きディテールを 包 含 している 必 要 があります。 詳 細 は「10 PostScript ヒ
ンティング」(p.121)を 参 照 してください。
縦 メトリクス 情 報 を 入 力 した 後 は、◆auto◆ をクリックすると 自 動 でアラ
インメントゾーンが 算 出 されます。 自 動 算 出 機 能 では、まずメトリクス 情
報 からそれぞれのゾーンの 基 準 の 高 さを 決 めます。smallCapHeight や
shoulderHeightのカスタムパラメータが 存 在 する 場 合 は、それも 参 照 さ
れます。その 後 、 特 定 のグリフの 形 状 をもとにゾーンの 幅 を 決 定 します:
・アセンダーでは、f の 上 端 + 1ユニットをゾーンの 上 端 とします。
・ 大 文 字 では、O の 上 端 + 1ユニットをゾーンの 上 端 とします。
・スモールキャップでは、o.sc(o のスモールキャップ)の 上 端 + 1ユ
ニットをゾーンの 上 端 とします。
・x ハイトでは、o の 上 端 + 1ユニットをゾーンの 上 端 とします。
・ベースラインでは 常 に-15をゾーンの 下 端 とします。
・ディセンダーではgの 下 端 -1をゾーンの 下 端 とします。
計 測 に 用 いられるグリフが 存 在 しない 場 合 は、 上 向 きゾーンを16、 下 向
きゾーンを-16、ベースラインゾーンを-15と 設 定 します。 重 要 度 の 高 い
文 字 がきちんとアラインメントゾーン 内 に 収 まっているかどうかは 十 分 に
チェックしてください。
7.2.5 カスタムパラメータ
マスター 用 のカスタムパラメータは、◆pluscir ボタンをクリックして 追 加 する
ことができます。パラメータはコピーおよびペーストすることも 可 能 です。
すべてのマスターに 同 一 のパラメータと 値 があれば、それは 補 間 されます
( 例 : 全 マスターにsmallCapHeightが 入 力 されている 場 合 )。マスターの
パラメータはフォントタブの 設 定 やパラメータより 優 先 されますが、イン
スタンスに 重 複 するパラメータがある 場 合 はそちらがさらに 優 先 されます。
Glyphsハンドブック2016 年 11 月 版
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