Glyphs 2.3

CFFとpostテーブルではイタリッ
ク 角 度 は90°から 反 時 計 回 りで 表 記
されます。Glyphsは 入 力 値 を 自 動
的 に 解 釈 して 最 適 な 値 を 適 用 します。
italicAngle 整 数 または 小 数 イタリックの 角 度 です。90° から 反 時 計 回 りの
傾 斜 角 を 設 定 します。このパラメータを 設 定 するとフォント 情 報 の「マス
ター」タブのイタリック 角 度 の 情 報 は 無 視 され、こちらが 優 先 されます。こ
れが 便 利 になる 状 況 は、たとえば 少 し 傾 斜 のあるローマン 書 体 をデザインす
るときです。「マスター」タブで 傾 斜 角 を 入 力 するとデザイン 時 に 楽 ですが、
OS Xはイタリック 角 度 が0でない 場 合 は 即 座 にイタリックであると 判 断 す
るため、フォント 出 力 時 にこのカスタムパラメータを 使 って 強 制 的 に0に
戻 すことができます。このパラメータの 存 在 はCFF のItalicAngle、post
テーブルのitalicAngle、OS/2の 上 付 き 文 字 とした 付 き 文 字 の 横 方 向 のオフ
セット 値 、そしてhheaテーブルのcaretSlopeRiseおよびcaretSlopeRun
に 影 響 を 与 えます。
Keep Glyphs リスト 出 力 するフォントに 含 めるグリフのリストです。ここ
に 含 まれないグリフはすべて 削 除 され、カーニングとOpenType フィー
チャーも 自 動 で 更 新 されます。Remove Glyphsカスタムパラメータと 逆
の 働 きをします。Web フォント 用 のサブセット 版 フォントを 作 る 時 などに
便 利 です。Rmove GlyphsとKeep Glyphsは 互 いに 排 他 的 な 関 係 にあり、
共 存 はできません。
Keep Overlapping Components ブーリアン Ccedilla(Ç)コンポーネ
ントを 使 ったグリフに 複 数 のコンポーネント 同 士 やコンポーネントとアウ
トラインとの 重 なりがあった 場 合 には 通 常 コンポーネントを 分 解 しますが、
このパラメータが 有 効 になっているとスキップします。 他 アプリケーショ
ンで 追 加 処 理 することをを 想 定 したTrueTypeフォントを 出 力 する 場 合 な
どに 便 利 です。
license 文 字 列
ライセンス 情 報 です。OpenTypeのnameテーブルID 13に
相 当 します。「フォントが 法 的 にどのような 使 用 が 許 可 されているかの 記 述 、
または 具 体 的 な 合 法 使 用 例 の 記 述 です。このフィールドは 法 律 的 な 言 葉 遣
いを 避 け、 分 かりやすく 書 かれていなければいけません。」
licenseURL 文 字 列 ライセンスのURL です。OpenType のname テーブル
ID14に 相 当 します。「より 詳 細 なライセンス 情 報 が 確 認 できるURLで す 。」
必 ず 通 信 プロトコルから 始 まるようにしてください( 典 型 的 な 例 はhttp://)。
Link Metrics With First Master ブーリアン
これが 有 効 の 場 合 、サイド
ベアリングとカーニングをすべてのマスターとカラーレイヤーにおいて 最
初 のマスターの 値 に 同 期 します。こうすることで、スペーシングとカーニ
ング 作 業 は 最 初 のマスターのみに 行 うだけで 済 みます。 各 レイヤーの 字 幅
が 一 致 している 必 要 のある 複 数 レイヤー 構 成 のカラーフォントをデザイン
する 場 合 に 便 利 です。
Local Interpolation 文 字 列
指 定 したグリフに 異 なる 補 間 値 を 適 用 します。
フォーマットは; < 字 幅 値 >; < カスタム 値 >; include: です。 最 初 の3つの 値 は 補 間 値 で、 最 後 は 適 用 させる
グリフ 名 のリストです。1 軸 のみ 使 用 しているファイルでは、 値 は1つだ
Glyphsハンドブック2016 年 11 月 版
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