Getting Started - Magic Software DEVNET Japan - Magic Software ...

第 11 章 - ハンドラ
6.[OK]をクリックしてみましょう。
[OK]ボタンをクリックすると 警 告 ダイアログの 表 示 は 消 えますが、プログラムは 終 了 しません。プログラムを 終 了 させる
ためには、 欄 を[False]にするか、あるいは< 収 入 レベル>を '4000000' より 大 きな 値 にしてから[ 終 了 ]
ボタンを 押 すことが 必 要 です。
例 題 2の 実 行 結 果 について
イベントが 発 動 されたとき、Magic エンジンは 対 応 して 定 義 されている 実 行 可 能 なハンドラを 探 し、 見 つかればそれを 実 行
します。
ハンドラの 実 行 が 終 了 したとき、そのハンドラの[ 伝 播 ] 特 性 が[Yes]に 設 定 されているときのみ、Magic エンジンは 他
にハンドラが 定 義 されていないか 探 します。( 複 数 のハンドラが 一 つのイベントに 対 して 定 義 されているときは、 実 行 ツリー
で 最 下 位 にあるハンドラが 最 初 に 実 行 されます。)[ 伝 播 ] 特 性 が[No]のときは、それ 以 上 ハンドラを 探 すことはせず、イ
ベント 処 理 の 終 了 となります。
今 回 の 例 では 内 部 イベントである[ 終 了 ]に 対 してハンドラを 追 加 しました。イベントが 発 動 されたとき、すなわち[ 終
了 ]ボタンがクリックされたとき、 今 回 作 成 されたハンドラがまず 実 行 されました。これはこのイベントハンドラの 実 行 条 件
であるが[True]かつ < 収 入 レベル>が< 4000000 > 以 下 が 成 立 していたからです。このとき、という 警 告 メッセージが 表 示 されました。また、このハンドラの[ 伝 播 ] 特 性 はデフォ
ルトの[No]のままだったので、このハンドラが 終 了 すると Magic エンジンはそれ 以 上 ハンドラを 探 すのをやめてしまい、
Magic エンジン 内 部 の[ 終 了 ]ハンドラは 実 行 されず、その 結 果 、タスクも 終 了 しないままになります。
次 に、 欄 を[False]にするか、あるいは< 収 入 レベル>を< 4000000 >より 大 きな 値 にしてから[ 終 了 ]
ボタンをクリックすると、 今 度 は 今 回 作 成 したハンドラの 実 行 条 件 が 成 立 しないため、Magic エンジンは 次 のハンドラを 探 し、
結 果 として 内 部 の[ 終 了 ]ハンドラが 実 行 され、タスクは 終 了 することになります。
7 . 要 約
イベントドリブンによるプログラミングは、タスク 内 に 非 手 続 き 的 処 理 を 組 込 むことを 可 能 にします。イベントハンドラは
その 実 行 部 を 定 義 するものです。
イベントハンドラはタスク[ロジック]エディタのなかで[イベント]ロジックユニットとして 定 義 され、イベントが 発 動
されたときにそのコマンドが 実 行 されます。
一 つのイベントに 対 して 複 数 のハンドラを 定 義 することができ、[ 伝 播 ] 特 性 を 使 用 する 使 用 することで、どのハンドラを
実 行 させるかを 制 御 することができます。
また Magic エンジンに 組 込 まれている 内 部 イベントに 対 しても、ハンドラを 定 義 することができます。
オンラインタスクにおいては、タスクがアイドル 状 態 のときか、エンドユーザがイベントを 発 動 したとき、Magic エンジン
はイベント 実 行 を 監 視 し 制 御 します。[イベント 実 行 ] 処 理 コマンドを 使 用 するときには、 開 発 者 は[ウェイト] 特 性 を[Yes]
とするか[No]とするかにより、イベントの 発 動 を[ 同 期 ]させたり[ 非 同 期 ]にすることができます。
162 Getting Started
Magic uniPaaS V1Plus