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第 16 章 - 一 覧 からのデータ 選 択
選 択 テーブルプログラム
1 . はじめに
前 章 で 作 成 した< 受 注 管 理 >プログラムでは、エンドユーザはまず< 顧 客 コード>をタイプ 入 力 しなければならず、その 後
はじめて 顧 客 詳 細 データが 表 示 されるようになっていました。
しかし、 顧 客 の 名 前 が 分 からないままで< 顧 客 コード>を 入 力 させるというのは、 実 際 のプログラムとしては 良 い 仕 様 とは
言 えません。エンドユーザが 実 際 に 入 力 するためには、コード( 数 字 )だけではなく、もっと 具 体 的 なデータを 見 る 必 要 があ
ります。
多 くの 場 合 、< 顧 客 コード> 自 体 には 特 別 な 意 味 は 何 もなく、< 顧 客 名 >の 方 にこそ 意 味 があります。
また、コードと 顧 客 との 対 応 関 係 をエンドユーザがすべて 記 憶 するということには 無 理 があります。
このような 場 合 のソリューションとしては、エンドユーザに 候 補 一 覧 から 値 を 選 択 させるという 方 法 が 適 当 と 考 えられま
す。
利 用 可 能 な 情 報 (たとえば< 顧 客 コード>と< 顧 客 名 >の 一 覧 )のすべての 組 合 わせを 見 ることができるようになれば、エ
ンドユーザは 入 力 値 が 適 正 なものかどうか 確 信 がもてないというストレスにさらされることなく、 確 実 に 存 在 する 候 補 から 値
を 選 択 することができるようになります。
Magic uniPaaS ではそのような[ 選 択 テーブルプログラム]を 簡 単 に 作 成 するための 方 法 があり、 本 章 ではそれについて 学
習 します。
[ 選 択 テーブルプログラム]は、 一 覧 からデータを 選 択 するための 包 括 的 なソリューションですが、 場 合 によっては、 特 に
一 覧 となるデータの 数 が 少 ない 場 合 などに、データコントロールを 使 用 することがより 効 率 的 なソリューションになります。
データコントロールはコンボボックスを 使 用 し、1つのデータソースから、あるカラムの 内 容 を 表 示 させ、 選 択 させるよう
にするものです。
データコントロールの 制 限 事 項 としては、データの 数 が 少 ないものであること、およびデータソースの1カラムだけしか 表
示 できないことです。
本 章 では、[ 選 択 テーブルプログラム]と[データコントロール]について 実 習 を 含 めて 説 明 し、データコントロールを 使
用 すると 良 い 場 合 について 検 討 します。
2 . 選 択 テーブルプログラム
[ 選 択 テーブルプログラム]はオンライン 形 式 のプログラムで、データを 一 覧 表 形 式 で 表 示 し、エンドユーザが 値 を 選 択 で
きるようにしたものです。
[ 選 択 テーブルプログラム]を 使 用 するときは、 次 の 二 点 に 留 意 してください。
• まず[ 選 択 テーブルプログラム]を 作 成 する。
• 作 成 した[ 選 択 テーブルプログラム]をホストプログラムから[コール] 処 理 コマンドを 使 用 して 呼 出 す。
顧 客 選 択 テーブルプログラムの 作 成
このセクションでは、< 顧 客 >データソースの 内 容 (< 顧 客 コード>と< 顧 客 名 >)を 一 覧 表 示 する 選 択 テーブルプログラ
ムを 作 成 します。
1.[プログラム]リポジトリ(Shift+F3)を 開 きます。
2. 最 後 の 行 にパークします。
3. 一 行 作 成 (F4)します。
4.[ 名 前 ]カラムに< 顧 客 選 択 >と 入 力 してください。
5. < 顧 客 選 択 >プログラムにズーム(F5)します。
Getting Started 221
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