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第 20 章 - 複 雑 な 帳 票
複 雑 な 帳 票 の 概 念
1 . はじめに
前 章 では 単 純 な 帳 票 印 刷 プログラムを 作 成 しました。
本 章 では 少 なくとも2つ 以 上 のデータレイヤからなる 複 雑 な 帳 票 印 刷 プログラムの 作 成 方 法 について 学 びます。
複 雑 な 帳 票 の 一 般 的 な 例 としては、 受 注 データと 受 注 明 細 行 データを 出 力 する 帳 票 が 考 えられます。つまり 受 注 データを 出
力 するヘッダ 部 と、 受 注 明 細 行 を 出 力 する 明 細 部 とで 構 成 される 帳 票 です。
本 章 では< 受 注 書 印 刷 >プログラムを 実 習 により 作 成 してゆきます。
2 . 複 雑 な 帳 票 の 概 念
帳 票 を 見 たとき、 単 調 なデータ 出 力 に 見 えることが 多 いのですが、しかしよく 見 ると 様 々なフォーマットで 編 集 されている
場 合 があることに 気 づきます。
実 際 、 一 つの 帳 票 内 にいくつかのフォーマットを 混 在 させることができるのです。これらのフォーマットのことをレイヤと
呼 ぶことにします。
たとえば、 受 注 書 の 印 刷 出 力 を 考 えた 場 合 、 次 のようなレイヤに 分 けて 考 えることができます。
• 一 般 情 報 …… 顧 客 名 や 住 所 を 含 み、ページの 最 初 に 出 力 される
• 詳 細 情 報 …… 受 注 した 商 品 の 一 覧 などで、ページの 中 央 部 に 出 力 される
• 要 約 情 報 …… 受 注 金 額 合 計 など、ページの 最 後 に 出 力 される
各 レイヤは、それぞれの 情 報 がもっとも 見 やすくなるよう 工 夫 した 構 成 とします。
各 情 報 は、 一 つまたは 複 数 のデータソースから 読 込 まれ、そして 一 つまたは 複 数 のタスクによって 処 理 されます。
本 章 で 作 成 する< 受 注 書 印 刷 >プログラムでは、< 受 注 >,< 受 注 明 細 行 >,< 顧 客 >,< 商 品 >,< 取 引 先 >の 5 つの
データソースにアクセスします。
3 . < 受 注 書 印 刷 >プログラムの 作 成
1.[プログラム]リポジトリを 開 きます。
2. 最 終 行 (#16)にパークして F4 キーを 押 し、 一 行 作 成 します。
3.[ 名 前 ]カラムに < 受 注 書 印 刷 > と 入 力 します。
4. F5 キーを 押 してズームし、< 受 注 書 印 刷 >プログラムを 開 きます。
[タスク 特 性 ]ダイアログが 開 きます。
5.[タスクタイプ] 特 性 を[B= バッチ]とします。
6.[OK]ボタンをクリックします。
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