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御 意 見 の 概 要
‣ 本 審 査 の 基 準 となる 新 規 制 基 準 そのものが、 欧 州 加 圧 水 型 原 子 炉
の 安 全 設 備 と 比 較 して、サイバーテロ 対 策 が 不 十 分 である。
考 え 方
‣ 新 規 制 基 準 においては、サイバーテロ 対 策 として、 安 全 設 備 を 動
作 させるためのシステムについて、 物 理 的 、 機 能 的 に 分 離 させる
とともに、 導 入 時 等 にコンピューターウイルスが 混 入 することを
防 止 すること、また、 発 電 所 外 からの 侵 入 による 不 正 アクセスを
防 止 するため、 柵 等 の 障 壁 により 区 画 することを 要 求 しています。
‣ 福 島 原 発 事 故 の 検 証 が 不 十 分 福 島 原 発 事 故 の 検 証 が 不 十 分 であ
り、 原 因 は 不 明 である。 津 波 の 前 に 地 震 により 機 器 が 破 損 した 可
能 性 についても 検 証 が 不 十 分 である 為 、 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の
事 故 原 因 が 究 明 された 後 で 規 制 基 準 を 作 成 し、その 基 準 で 審 査 す
るべきである。
‣ 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 については、 基 本 的 な 事 象 進
展 等 について 整 理 されています。これを 踏 まえ、 新 規 制 基 準 を 制
定 しました。
‣ 新 規 制 基 準 そのものが 極 めて 甘 い 基 準 なのではないか。
‣ 審 査 基 準 を 審 査 すべきではないか。
‣ 原 子 力 規 制 委 員 会 は、これまでに 明 らかになった 福 島 第 一 原 子 力
発 電 所 事 故 の 教 訓 を 踏 まえ、IAEA や 諸 外 国 の 規 制 基 準 も 確 認 しな
がら、 外 部 専 門 家 の 協 力 も 得 て、 世 界 で 最 も 厳 しい 水 準 の 規 制 基
準 を 策 定 したと 考 えており、 最 新 の 科 学 技 術 的 知 見 を 踏 まえた 規
制 基 準 は、 合 理 的 なものであると 考 えています。
‣ 停 電 や 事 故 時 にも、 原 子 炉 内 の 圧 力 、 冷 却 水 の 水 位 や 水 温 が 適 切
に 直 接 測 定 できる 設 備 を 設 けること。( 水 位 計 や 温 度 計 は、 少 な
くとも 摂 氏 千 度 の 環 境 でも、 正 確 に 作 動 すること。)
‣ 設 置 許 可 基 準 規 則 第 23 条 は、 原 子 炉 の 水 位 や 水 温 等 を 監 視 する
ことを 求 めていますが、 新 規 制 基 準 に 係 る 変 更 申 請 の 対 象 ではあ
りません。ただし、 設 計 基 準 に 係 る 審 査 においては、 全 交 流 電 源
喪 失 時 を 想 定 し、 重 大 事 故 等 対 処 設 備 からの 電 力 供 給 が 可 能 とな
るまでの 間 、 原 子 炉 停 止 等 のために 必 要 な 設 備 に 対 し 電 源 供 給 が
可 能 な 容 量 を 有 する 蓄 電 池 ( 安 全 防 護 系 用 )を 備 える 方 針 として
いることを 確 認 しています。
なお、 重 大 事 故 等 が 発 生 し、 主 要 パラメータの 計 器 故 障 時 には、
他 チャンネル 又 は 他 ループの 計 器 により 計 測 する 手 順 を 定 めてい
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