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Ⅳ-1.2.1.5 原 子 炉 停 止 機 能 喪 失
御 意 見 の 概 要
うか?また、その 値 が 設 計 温 度 より 低 いこと、1 次 冷 却 材 の 安 全
弁 が 吹 かないことをご 提 示 下 さい。
考 え 方
心 注 入 により 未 臨 界 を 確 保 した 後 、1 次 系 の 降 温 、 降 圧 を 行 い、 原
子 炉 安 定 停 止 状 態 である 低 温 停 止 状 態 (1 次 冷 却 材 温 度 93℃ 以 下 )
まで 約 21.5 時 間 で 到 達 することを 確 認 しています。
Ⅳ-1.2.1.6 ECCS 注 水 機 能 喪 失
御 意 見 の 概 要
‣ 157 ページ、ECCS 注 水 機 能 喪 失 の 原 因 を「 中 破 断 LOCA 時 に 高 圧 注
入 機 能 が 喪 失 する 事 故 」としています。 大 破 断 LOCA の 方 が 冷 却 材
の 流 出 量 が 多 くより 厳 しいと 考 えられます。 本 前 提 の 見 直 しが 必
要 です。
考 え 方
‣ 「ECCS 注 水 機 能 喪 失 」のうち、「 大 破 断 LOCA+ 低 圧 注 水 失 敗 」は 事
象 進 展 が 早 い 事 象 であり、 国 内 外 の 先 進 的 な 対 策 と 同 等 の 対 策 が 講
じられた 上 でもなお 炉 心 損 傷 対 策 の 実 施 が 困 難 なものとなります。
このため、 雰 囲 気 圧 力 ・ 温 度 による 静 的 負 荷 ( 格 納 容 器 過 圧 破 損 )
シーケンスでの 格 納 容 器 破 損 防 止 対 策 の 有 効 性 評 価 により、 格 納 容
器 破 損 が 防 止 できることを 確 認 しています。
Ⅳ-1.2.1.7 ECCS 再 循 環 機 能 喪 失
御 意 見 の 概 要
‣ 163 ページ、 代 替 再 循 環 切 替 操 作 については、ECCS 再 循 環 切 替 失
敗 から 15 分 後 までに 完 了 する 必 要 があるが、これまでの 訓 練 実 績
を 踏 まえると ECCS 再 循 環 切 替 失 敗 から 13 分 後 までに 完 了 できる
とありますが、 訓 練 で 13 分 に 実 施 できたとしても、 実 際 に LOCA
が 発 生 し、しかも ECCS 再 循 環 切 替 に 失 敗 するという 状 況 で 非 常 に
まれな 非 定 常 操 作 が 訓 練 通 り 終 えられるとは 考 えられず、その 猶
予 が 2 分 しかないのであれば、 代 替 再 循 環 切 替 操 作 は 間 に 合 わな
い 可 能 性 が 高 いのではないでしょうか。
考 え 方
‣ ECCS 再 循 環 切 替 失 敗 から 15 分 以 内 に 行 う 代 替 再 循 環 切 替 操 作 は、
現 場 での 手 動 弁 操 作 及 び 中 央 制 御 室 でのスイッチ 操 作 の 単 純 操 作
であることから、 余 裕 を 持 って 15 分 以 内 に 行 うことができること
を 確 認 しています。
なお、 対 策 の 有 効 性 を 確 認 するため、 運 転 員 操 作 の 遅 れ 等 の 影 響
評 価 を 要 求 し、 再 循 環 切 替 失 敗 から 15 分 にさらに 5 分 の 操 作 余 裕
があることを 確 認 しています。
さらに、 訓 練 等 において、 設 定 した 時 間 内 に 収 まることを、 保 安
検 査 等 で 確 認 していきます。
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