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規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が、 耐 津 波 設 計 の 前 提 条 件 として 必 要 な 事 項 として、
申 請 者 が、 施 設 の 配 置 等 について 図 面 等 を 用 いて 網 羅 的 に 示 しており、これら
の 事 項 が 津 波 ガイドを 踏 まえていることを 確 認 した。
(2) 基 準 津 波 による 敷 地 周 辺 の 遡 上 域 及 び 浸 水 域
解 釈 別 記 3は、 遡 上 域 及 び 浸 水 域 の 評 価 に 当 たって、 敷 地 及 び 敷 地 周 辺 の 地
形 及 びその 標 高 、 河 川 等 の 存 在 、 沿 岸 域 の 海 底 地 形 、 津 波 の 侵 入 角 度 、 伝 播 経
路 上 の 人 工 構 造 物 等 を 考 慮 した 遡 上 解 析 を 実 施 して、 遡 上 波 の 回 り 込 みを 含 め
敷 地 への 遡 上 の 可 能 性 を 検 討 することを 要 求 している。また、 地 震 時 の 変 状 ( 地
盤 の 液 状 化 ) 又 は 津 波 襲 来 時 の 洗 掘 と 堆 積 を 起 因 とする 地 形 及 び 河 川 流 路 の 変
化 が 可 能 性 として 考 えられる 場 合 は、 敷 地 への 遡 上 経 路 に 及 ぼす 影 響 を 検 討 す
ることを 要 求 している。
申 請 者 は、 以 下 のとおり 遡 上 解 析 を 実 施 するとしている。
1 モデル
a. 敷 地 及 び 敷 地 周 辺 の 地 形 のモデル 化 については、 解 析 に 影 響 を 及 ぼ
す 斜 面 、 道 路 等 を 考 慮 する。
b. 津 波 の 伝 播 経 路 上 の 人 工 構 造 物 のモデル 化 については、 図 面 を 基 に
解 析 上 影 響 を 及 ぼす 構 造 物 の 設 置 状 況 を 考 慮 する。
c. 敷 地 沿 岸 域 及 び 海 底 地 形 は、 国 土 地 理 院 発 行 の 数 値 地 図 等 を、 本 発
電 所 近 傍 海 域 の 水 深 データについては、 平 成 23 年 度 及 び 平 成 24 年 度
に 測 定 したデータを、それぞれ 使 用 する。
2 考 慮 事 項
a. 敷 地 前 面 、 側 面 及 びその 周 辺 における 津 波 の 侵 入 角 度 及 び 速 度 並 び
にそれらの 経 時 変 化 を 考 慮 する。
b. 敷 地 の 地 形 、 標 高 の 局 所 的 な 変 化 等 による 遡 上 波 の 敷 地 への 回 り 込
みを 考 慮 する。
c. 地 震 による 液 状 化 、 流 動 化 、すべり、 標 高 変 化 を 考 慮 する。
d. 朔 望 平 均 満 潮 位 のばらつきを 考 慮 する。
e. 埋 立 部 の 変 形 及 び 敷 地 の 沈 下 については、 敷 地 は 堅 固 な 岩 盤 が 浅 く
分 布 していること 及 び 埋 立 部 は 部 分 的 であり 遡 上 解 析 に 与 える 影 響 は
小 さいことから、 考 慮 しない。
f. 敷 地 内 を 流 れる 八 田 川 の 影 響 については、 八 田 川 の 標 高 が EL.+
5.0m 以 下 の 十 分 に 低 い 場 所 に 存 在 し、 敷 地 への 遡 上 波 に 影 響 しないた
め、 考 慮 しない。
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