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Ⅲ-15 保 安 電 源 設 備 ( 第 33 条 関 係 )
御 意 見 の 概 要
事 故 対 策 の 失 敗 を 福 島 第 一 で 経 験 したのに、それと 同 様 の 綱 渡 り
を 前 提 にしているのは、 原 発 の 過 酷 事 故 対 策 としては 基 本 的 に 欠
陥 がある。
考 え 方
燃 料 体 の 著 しい 損 傷 を 防 止 するために 必 要 な 電 力 を 確 保 するた
めに 必 要 な 設 備 を 設 けなければならないことを 要 求 しています。
審 査 においては、 申 請 内 容 が 設 置 許 可 基 準 規 則 に 適 合 しているこ
とを 確 認 しています。
‣ (5) 外 部 電 源 系 を, 異 常 発 生 防 止 系 (PS)として 安 全 重 要 度 の 最
も 低 い PS-3 クラスに 分 類 し,さらに 耐 震 設 計 上 の 重 要 度 おいて
も 最 も 低 い C クラスに 分 類 しているのを,「 事 故 発 生 時 は, 外 部
電 源 系 による 電 力 供 給 は 期 待 すべきではない」ので 合 理 的 である
と 居 直 っている.これらは, 外 部 電 源 の 喪 失 が 福 島 原 発 事 故 の 一
要 因 であったことを 考 えれば, 疑 問 が 残 る 判 断 である.
‣ 外 部 電 源 系 については、 互 いに 独 立 した 2 回 線 以 上 の 電 線 路 を 設
ける 等 の 規 制 基 準 の 強 化 を 行 っています。
審 査 においては、 送 電 鉄 塔 の 倒 壊 等 によって 電 線 路 から 電 源 の 供
給 ができなくなった 場 合 に 備 え、 信 頼 性 の 高 い 所 内 非 常 用 発 電 設
備 を 設 置 する 設 計 としていることを 確 認 しています。
‣ 福 島 原 発 事 故 で 明 らかになった 外 部 電 源 系 の 重 要 性 に 鑑 みるな
ら、 外 部 電 源 系 は、 少 なくとも 基 準 地 震 動 に 耐 える 設 計 とすべき
ではないのか?
‣ 同 上
‣ テロ 対 策 は 不 可 能 。ミサイル 打 ち 込 まれなくとも 送 電 線 爆 破 され
ればお 終 い。
‣ 同 上
‣ 「また、 開 閉 所 から 主 発 電 機 側 の 送 受 電 設 備 は、 十 分 な 支 持 性 能
を 持 つ 地 盤 に 設 置 する 設 計 とした 上 で、 碍 子 及 び 遮 断 器 等 の 機 器
についても、 耐 震 性 の 高 いものを 使 用 するとしている。」とある
が、「 十 分 な 支 持 性 能 」「 耐 震 性 の 高 いもの」とは 具 体 的 にどのよ
うな 設 計 になっているのか?
‣ 外 部 電 源 系 については、 互 いに 独 立 した 2 回 線 以 上 の 電 線 路 を 設
ける 等 の 規 制 基 準 の 強 化 を 行 っています。 審 査 においては、 送 電
鉄 塔 の 倒 壊 等 によって 電 線 路 から 電 源 の 供 給 ができなくなった
場 合 に 備 え、 信 頼 性 の 高 い 所 内 非 常 用 発 電 設 備 を 設 置 する 設 計 と
していることを 確 認 しています。
「 十 分 な 支 持 性 能 」については、 不 等 沈 下 又 は 傾 斜 等 が 起 きな
いような 安 定 した 地 盤 等 に 設 置 することを 確 認 しています。
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