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注 入 されているため、 格 納 容 器 再 循 環 サンプ 水 位 を 測 定 することにより、 注
入 されるほう 酸 量 を 把 握 し 炉 水 中 のほう 素 濃 度 が 未 臨 界 維 持 に 必 要 なほう
素 濃 度 以 上 であることを 確 認 できることから、 当 該 機 器 に 対 する 多 重 性 は 必
要 ないとしている。また、 静 的 機 器 で 単 一 設 計 とするスプレイリングを 有 す
る 原 子 炉 格 納 容 器 スプレイ 設 備 については、 安 全 機 能 に 最 も 影 響 を 与 える 配
管 一 箇 所 の 全 周 破 断 を 仮 定 した 場 合 であっても、スプレイ 流 量 を 確 保 するた
めの 逆 止 弁 を 設 置 することにより、 動 的 機 器 の 単 一 故 障 を 仮 定 した 場 合 と 同
等 の 格 納 容 器 の 冷 却 機 能 を 達 成 できるため、 当 該 機 器 に 対 する 多 重 性 は 必 要
ないとしている。
規 制 委 員 会 は、 申 請 者 の 設 計 が、 安 全 機 能 の 重 要 度 が 特 に 高 い 安 全 機 能 を 有 す
る 系 統 を 構 成 する 設 備 のうち、 静 的 機 器 であって 長 期 間 の 機 能 維 持 を 期 待 するも
のを 抽 出 した 上 で、 以 下 のとおりとしていることを 確 認 した。
(1) 申 請 者 が 単 一 故 障 を 仮 定 しないとしたアニュラス 空 気 浄 化 設 備 のダクトの
一 部 並 びに 安 全 補 機 室 空 気 浄 化 設 備 のフィルタユニット 及 びダクトの 一 部
については、 設 計 基 準 事 故 時 に、ダクトの 全 周 破 断 又 はフィルタ 本 体 の 閉 塞
を 仮 定 したとしても、 放 射 性 物 質 の 漏 えい 時 の 周 辺 の 公 衆 に 対 する 被 ばくに
よる 実 効 線 量 の 評 価 値 が、「 添 付 書 類 十 3 . 4 環 境 への 放 射 性 物 質 の 異 常 な
放 出 」の 評 価 結 果 と 同 程 度 等 となるよう 安 全 上 支 障 のない 期 間 内 に 除 去 又 は
修 復 できる。
(2) 申 請 者 が 単 一 の 設 計 とするとした 1 次 冷 却 材 をサンプリングする 設 備 につ
いては、 当 該 設 備 が 有 する 事 故 時 の 原 子 炉 の 停 止 状 態 の 把 握 機 能 が 失 われる
場 合 であっても、 格 納 容 器 再 循 環 サンプ 水 位 を 測 定 することにより、 炉 水 中
のほう 素 濃 度 が 未 臨 界 維 持 に 必 要 なほう 素 濃 度 以 上 であることを 確 認 でき
ることから、 事 故 時 の 原 子 炉 の 停 止 状 態 の 把 握 機 能 を 代 替 することができる
としていること。また、 単 一 の 設 計 とするとした 原 子 炉 格 納 容 器 スプレイ 設
備 のスプレイリングについては、スプレイ 流 量 を 確 保 するための 逆 止 弁 を 設
置 することにより、 動 的 機 器 の 単 一 故 障 を 仮 定 した 場 合 と 同 等 の 格 納 容 器 の
冷 却 機 能 を 達 成 し、 所 定 の 安 全 機 能 を 維 持 することができるとしていること。
2. 共 用 又 は 相 互 接 続
第 12 条 第 6 項 は、 二 以 上 の 発 電 用 原 子 炉 施 設 における 重 要 安 全 施 設 の 共 用 又
は 相 互 接 続 について、これらを 行 うことは 原 則 せず、 二 以 上 の 発 電 用 原 子 炉 施 設
の 安 全 性 が 向 上 する 場 合 にのみ 認 められることを 規 定 している。また、 同 条 第 7
項 においては、 二 以 上 の 発 電 用 原 子 炉 施 設 における 重 要 安 全 施 設 以 外 の 安 全 施 設
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