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の 対 処 をより 確 実 に 実 施 する 方 針 であるかを 確 認 した。
本 申 請 では 緊 急 時 対 策 所 として、 代 替 緊 急 時 対 策 所 と 緊 急 時 対 策 所 ( 緊 急 時 対 策
棟 内 )を 設 置 するとしている。また、 本 申 請 では、 初 めに 緊 急 時 対 策 所 として 代 替
緊 急 時 対 策 所 が 整 備 され、 緊 急 時 対 策 所 ( 緊 急 時 対 策 棟 内 ) 設 置 後 においては、 代
替 緊 急 時 対 策 所 は、その 機 能 に 係 る 設 備 も 含 めて 緊 急 時 対 策 所 として 使 用 しないと
している。
本 節 では、 緊 急 時 対 策 所 としての 対 策 、 設 計 方 針 等 がほぼ 同 一 であることから、
代 替 緊 急 時 対 策 所 について 記 述 し、 緊 急 時 対 策 所 ( 緊 急 時 対 策 棟 内 )については 代
替 緊 急 時 対 策 所 と 異 なる 箇 所 についてのみ 記 述 することとした。
1. 審 査 の 概 要
(1) 第 34 条 は、 一 次 冷 却 材 系 統 に 係 る 発 電 用 原 子 炉 施 設 の 損 壊 その 他 の 異 常 が
発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 をとるために、 緊 急 時 対 策 所 を 原 子 炉 制 御 室 以 外 の
場 所 に 設 置 することを 追 加 要 求 している。
規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が 本 要 求 事 項 を 満 たすために 適 切 に 緊 急 時 対 策 所 を 整
備 する 方 針 であることを 確 認 した。
(2) 第 61 条 等 は、 緊 急 時 対 策 所 に 関 し、 重 大 事 故 等 が 発 生 した 場 合 においても
当 該 重 大 事 故 等 に 対 処 するための 適 切 な 措 置 が 講 じられるよう、1 重 大 事 故 等
に 対 処 するために 必 要 な 指 示 を 行 う 対 策 要 員 がとどまることができる 適 切 な
措 置 を 講 じること、2 必 要 な 指 示 ができるよう、 重 大 事 故 等 に 対 処 するために
必 要 な 情 報 を 把 握 できる 設 備 を 設 けること、3 発 電 所 内 外 の 通 信 連 絡 をする 必
要 のある 場 所 と 通 信 連 絡 を 行 うために 必 要 な 設 備 を 設 けること、4 重 大 事 故 等
に 対 処 するために 必 要 な 数 の 対 策 要 員 を 収 容 できること 及 びこれらの 手 順 等
を 整 備 することを 要 求 している。 第 61 条 等 における 緊 急 時 対 策 所 とは、 以 下
に 掲 げる 措 置 又 はこれらと 同 等 以 上 の 効 果 を 有 する 措 置 を 行 うための 設 備 及
び 手 順 等 を 整 備 したものとしている。
イ) 基 準 地 震 動 による 地 震 力 に 対 し、 免 震 機 能 等 により、 緊 急 時 対 策 所 の 機
能 を 喪 失 しないようにするとともに、 基 準 津 波 の 影 響 を 受 けないこと。
ロ) 緊 急 時 対 策 所 と 原 子 炉 制 御 室 は 共 通 要 因 により 同 時 に 機 能 喪 失 しないこ
と。
ハ) 緊 急 時 対 策 所 は、 代 替 交 流 電 源 からの 給 電 を 可 能 とすること。また、 当
該 代 替 電 源 設 備 を 含 めて 緊 急 時 対 策 所 の 電 源 設 備 は、 多 重 性 又 は 多 様 性 を
有 すること。
ニ) 緊 急 時 対 策 所 の 居 住 性 が 確 保 され、 対 策 要 員 がとどまることができるよ
うに、 適 切 な 遮 蔽 設 計 及 び 換 気 設 計 を 行 うこと。
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