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Ⅲ-1.1 基 準 地 震 動 ( 第 4 条 関 係 )
ご 意 見 の 概 要
考 え 方
敷 地 に 大 きな 影 響 を 与 えると 予 想 される2つの 活 断 層 ( 竹 木 場 断
層 、 城 山 南 断 層 )による 地 震 を 検 討 用 地 震 として 選 定 しています。
また、 南 海 トラフ 地 震 のようなプレート 間 地 震 、 海 洋 プレート 内
地 震 については、 発 生 位 置 から 敷 地 までの 距 離 が 十 分 に 離 れてい
ることを 踏 まえると、 敷 地 における 揺 れは、 建 物 等 に 被 害 が 発 生
するとされる 震 度 5 弱 (1996 年 以 前 は 震 度 Ⅴ) 程 度 以 上 とは 推 定
されず、 敷 地 に 大 きな 影 響 を 与 える 地 震 ではないことから、 検 討
用 地 震 として 選 定 していません。
原 子 力 規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が 実 施 した 検 討 用 地 震 の 選 定 に 係
る 評 価 は、 活 断 層 の 性 質 や 地 震 発 生 状 況 を 精 査 し、 既 往 の 研 究 成
果 等 を 総 合 的 に 検 討 することにより 検 討 用 地 震 を 複 数 選 定 してい
ることから、 解 釈 別 記 2の 規 定 に 適 合 していることを 確 認 してい
ます。
【 震 源 として 考 慮 する 活 断 層 について】
‣ 熊 本 地 震 では、 布 田 川 ・ 日 奈 久 断 層 の 活 動 により、 過 去 の 調 査 で
は 発 見 できなかった 新 たな 分 岐 断 層 が 確 認 されていることから、
玄 海 周 辺 でも 徹 底 した 再 調 査 が 必 要 である。
‣ 活 断 層 は 未 発 見 のものが 沢 山 あると 専 門 家 が 言 っている。
‣ 日 本 は 活 断 層 が 多 く、 大 地 震 の 起 る 可 能 性 大 。
‣ 日 本 はどこでも 地 震 が 発 生 する 可 能 性 があるとの 地 震 専 門 家 の 指
摘 について 考 慮 するべき。
‣ 日 比 水 道 に 右 横 ずれの 大 きな 断 層 が 存 在 すると 考 えられる。
【 震 源 として 考 慮 する 活 断 層 について】
‣ 申 請 者 は、 陸 域 については、 文 献 調 査 、 変 動 地 形 学 的 調 査 、 地 表 地
質 調 査 等 を 実 施 し、 海 域 については、 文 献 調 査 のほか、 海 上 音 波 探
査 及 び 他 機 関 によって 実 施 された 海 上 音 波 探 査 記 録 の 再 解 析 並 び
に 海 上 ボーリング 調 査 を 行 い、 震 源 として 考 慮 する 活 断 層 を 抽 出
し、 活 断 層 の 位 置 、 形 状 等 を 評 価 しており、 原 子 力 規 制 委 員 会 とし
ては、 解 釈 別 記 2の 規 定 に 適 合 していることを 確 認 しています。
また、 原 子 力 規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が 震 源 と 活 断 層 を 関 連 づける
ことが 困 難 な 過 去 の 内 陸 地 殻 内 の 地 震 について 得 られた 震 源 近 傍
における 観 測 記 録 を 収 集 し、これらを 基 に、 各 種 の 不 確 かさを 考
慮 して 震 源 を 特 定 せず 策 定 する 地 震 動 を 策 定 していることを 確 認
しています。
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